ブレグジット(英国のEU離脱)
2020年1月31日、いよいよ英国はEUを離脱します。今日のイベントと今後について簡単にご報告。
英国で12月15日、総選挙が行われ、ブレグジットを最優先課題に掲げたボリス・ジョンソン首相率いる保守党が地滑り的大勝利おさめました。一方、労働党と自由党は大敗、さらにスコットランドの独立を推進するスコットランド国民党も大勝利をおさめました。 総…
英国議会は12月6日未明に解散し、12月12日の総選挙に向けての活動が始まりました。 その間ブレグジットに関する議会での攻防は棚上げとなり、選挙活動が進められます。選挙の最大の争点はブレグジットです。 今日は前回報告時から選挙の大まかな見通しについ…
2度あることは3度あるとはよく言ったもので、ブレグジットは3度目の延期となりました。10月22日夜、決定的な投票が行われたのでご報告。とりあえず10月末の英国のEU離脱はなくなりました。
今月末に期限を迎える英国のEU離脱について、10月17日~10月19日にかけて新たな動きがありましたので、報告します。相変わらず、だらだらやっていて10月末に離脱するのかどうかはわかりません。ノーディールの可能性もまた否定できませんが、少し少なくなった…
英国のEU離脱日まであと1カ月余りとなりました。9月24日に政府による5週間の議会閉鎖が違法と最高裁判断が下りましたが、ノーディールで離脱の可能性はあまり減っていません。現時点での離脱に関する状況について報告します。
長い夏休みを終えて、9月3日に英国議会が再開され、連日、ドラマの嵐です。9月3日~8日までの英国政治の出来事を時系列順にかいつまんで報告します。
7月23日に強硬離脱派のボリス・ジョンソン前外相が首相に選出されて以来、EUとの合意ない(ノーディール)離脱の可能性が高まっています。これを嫌ってポンドも下落、経済指標も悪くなってきました。今回は現在の英国の政治・経済状況についてご説明しましょ…
しばらくブログの更新をさぼっている間に五十肩になってしまいました。イブプロフェンを飲みつつ、テーピングで痛みがかなり和らぐことがわかりました。
英国のEU離脱問題をとりまく現在の英国の政治状況は厳しいものです。離脱期限が10月末に延期され、7月23日に保守党員による次期首相を選出を待っているところです。しかし、2名の候補者は、いずれも強硬離脱を辞さない構えです。合意なし(つまり移行期間な…
英国のEU離脱問題は、期限が10月末に延期され、7月22日に保守党が次期首相を選出を待っているところです。しかし、2名の次期首相候補はいずれも強硬離脱を訴えており、無条件で10月末に離脱するとしています。つまり今、かつてないほど、合意なき離脱の可能…
ガーディアン紙5月29日付によると、英国政府はブレグジットに関するコンサルタントサービス料として国民投票以来約150億円を支出したそうです。その大半が6つのコンサル会社に集中しているという内容です。やっぱりねぇ‥という感じですので、ご報告します。
先週から今週にかけて英国の政局に動きがありました。1つは欧州議会選挙であり、もうひとつはメイ首相の辞任表明です。欧州議会議員選挙ではブレグジット党が大きく躍進したわけですが、これらがブレグジットに与える影響について考察します。
5月2日に実施された地方議会選挙で、与党保守党と野党第一党の労働党が大敗北しました。残留を唱えてきた自由民主党、無所属議員が大幅に議席を増やしました。これを、ブレグジットが進まないことに嫌気がさした結果とみるか、残留派に転じた有権者が増えた…
昨年秋からのブレグジット審議で、すっかり評判を落とした感のある英国議会。しかし、個々の議員の行動をみていると、皆さんやはり真面目。一人ひとりが選挙民に対する義務を真剣に考えているのです(もちろんでたらめでくびをかしげたくなるような政治家も…
緊急欧州理事会(EU首脳会議)は4月11日0時過ぎ 、英国に対して最長10月31日まで条件付きでEU離脱を再延期することを認めました。条件というのは、英国が10月末までに離脱協定を批准すればその翌月1日に離脱する、5月22日までに協定に批准できなければ欧…
議会から離脱に対する有効な代替策が出ない中、メイ首相は保守党内の説得をあきらめ、閣僚の多くを意見を振り切る形で、宿敵コービン労働党首に協力を頼む方針に切り替えました。3日には両党首の会談か行われ「建設的」な会話をしましたが合意には至っていな…
今日はエイプリルフールです。フールの集まる英国議会(下院)では、今夜、再びindicative vote(示唆的投票)を行い、先ほど10時過ぎに結果が発表されました。 2019年4月1日 Parick Blower https://twitter.com/Cartoon4sale 今回は4つの議案がバーコウ議長…
3月29日は本来なら英国がEUを離脱する日でした。しかし、幸か不幸か、英国はEUに残ったままです。 Bob Moran, Daily Telegraph紙(2019年3月29日付 ) そして議会では 、政府のEU離脱案のうち、EUと合意したEU離脱協定の部分だけが切り離され、採決にかけら…
議会は、ブレグジットの打開のために8つの動議について自由な投票をおこないましたが、過半数を獲得した動議はありませんでした。
議会は、議員が所属政党の拘束を受けず今後の方針を決定するindicative voteを3月27日に実施することを決定。
欧州理事会(EU首脳会議)は3月21日、英国政府が提出した離脱延期申請を協議し、1)英国議会が3月25日の週にEUと合意済みのEU離脱協定案を承認すれば、5月22日までの延期を認める。2)議会承認がなければ、4月12日までは延期を認めるという2つの条件付きの…
メイ首相が3月20日に行いたいとしていたEU離脱法案の3回目の投票は、2回目の議案とほとんど内容が違わないので、議会規則違反だから採決は認められないとバーコウ下院議長が述べました。これにより、3月20日の採決を経ず、英国政府はEUに離脱延期を申し入…
議会によるブレグジットに関する重要採決3日目の今夜は、「EU離脱を延期するかどうか」についての採決が行われ、大差で可決されました。投票結果から保守党や労働党内の意見分裂ぶりがいよいよ明らかになり議会政治の限界を嘆く声が高まっています。
今日はメイ首相から「3月29日にノー・ディールの状態でEUを離脱しない」という議案が提出され、採決が行われ、事前の予想通り、可決成立しました。
メイ首相のEU離脱案は今日3月12日、またも否決されました。賛成242票、反対391票で、その差149票。1月の投票では230票差でしたから、その差は縮小しましたが、まだまだ大差での否決です。
ブレグジットを3週間後に控えた週末、ロンドンからパリに旅行したところ、フランス税関職員の抗議行動によりユーロスターが大幅に遅延、大変苦労しました。生活レベルではノー・ディールのブレグジットを体感した週末でした。ユーロスターはフランス税関ス…
メイ首相が2月26日に議会で声明を発表し、遅くても3月12日までにEU離脱に関する「意義ある採決」を行う、それが否決されれば、翌13日に3月29日にノー・ディールで離脱するかを問う採決を行う、それが否決されたら、翌々14日に離脱延期に関する投票を行うと…
EUとまとめた英国のEU離脱合意案が英国議会で承認されなかったことからEU側との再交渉をめざすメイ首相ですが、EU側から打開策を引き出すことはできず、時計の針だけが進んでいます。2019年2月14日時点での状況をご紹介。
29日の23時過ぎに書いたページですので、少し修正します。この日、議会(下院)で行われたのは、メイ首相が先週提出したPlan Bに対する動議を7本選び、採決するものでした。メイ首相のPlanBそのものについての投票はありませんでした。7本は、バーコウ議長が選…