英国の庭から~海外生活ブログです

欧州調査歴25年以上のリサーチャー兼駐在員妻です。英国在住歴は通算10年。庭仕事のかたわら、言いたい放題つぶやきます。

ブレグジット(英国のEU離脱)

EU離脱対策で大もうけしたのは、あのコンサル会社(ブレグジット その34)

ガーディアン紙5月29日付によると、英国政府はブレグジットに関するコンサルタントサービス料として国民投票以来約150億円を支出したそうです。その大半が6つのコンサル会社に集中しているという内容です。やっぱりねぇ‥という感じですので、ご報告します。

欧州議会選挙結果とメイ首相辞任をどうみるべきか(ブレグジット その33)

先週から今週にかけて英国の政局に動きがありました。1つは欧州議会選挙であり、もうひとつはメイ首相の辞任表明です。欧州議会議員選挙ではブレグジット党が大きく躍進したわけですが、これらがブレグジットに与える影響について考察します。

地方選で二大政党大敗でブレグジットはどうなる(ブレグジット その32)

5月2日に実施された地方議会選挙で、与党保守党と野党第一党の労働党が大敗北しました。残留を唱えてきた自由民主党、無所属議員が大幅に議席を増やしました。これを、ブレグジットが進まないことに嫌気がさした結果とみるか、残留派に転じた有権者が増えた…

英国議会を笑えない、日本の国会議員のお粗末さ

昨年秋からのブレグジット審議で、すっかり評判を落とした感のある英国議会。しかし、個々の議員の行動をみていると、皆さんやはり真面目。一人ひとりが選挙民に対する義務を真剣に考えているのです(もちろんでたらめでくびをかしげたくなるような政治家も…

EU離脱は最長10月31日(ハロウィーン!)まで延期(ブレグジット その31)

緊急欧州理事会(EU首脳会議)は4月11日0時過ぎ 、英国に対して最長10月31日まで条件付きでEU離脱を再延期することを認めました。条件というのは、英国が10月末までに離脱協定を批准すればその翌月1日に離脱する、5月22日までに協定に批准できなければ欧…

議会は夜遅く、ノー・ディール阻止と離脱延期を1票差で可決(ブレグジット その30)

議会から離脱に対する有効な代替策が出ない中、メイ首相は保守党内の説得をあきらめ、閣僚の多くを意見を振り切る形で、宿敵コービン労働党首に協力を頼む方針に切り替えました。3日には両党首の会談か行われ「建設的」な会話をしましたが合意には至っていな…

議会は全ての代替案をまたも否決(ブレグジット その29)

今日はエイプリルフールです。フールの集まる英国議会(下院)では、今夜、再びindicative vote(示唆的投票)を行い、先ほど10時過ぎに結果が発表されました。 2019年4月1日 Parick Blower https://twitter.com/Cartoon4sale 今回は4つの議案がバーコウ議長…

メイ首相の離脱案、3度目も否決(ブレグジット その27)

3月29日は本来なら英国がEUを離脱する日でした。しかし、幸か不幸か、英国はEUに残ったままです。 Bob Moran, Daily Telegraph紙(2019年3月29日付 ) そして議会では 、政府のEU離脱案のうち、EUと合意したEU離脱協定の部分だけが切り離され、採決にかけら…

議会は全ての代替案を否決(ブレグジット その26)

議会は、ブレグジットの打開のために8つの動議について自由な投票をおこないましたが、過半数を獲得した動議はありませんでした。

議会、党拘束なしでの採決実施を決定(ブレグジット その25)

議会は、議員が所属政党の拘束を受けず今後の方針を決定するindicative voteを3月27日に実施することを決定。

とりあえず3月29日の離脱は延期(ブレグジット その24)

欧州理事会(EU首脳会議)は3月21日、英国政府が提出した離脱延期申請を協議し、1)英国議会が3月25日の週にEUと合意済みのEU離脱協定案を承認すれば、5月22日までの延期を認める。2)議会承認がなければ、4月12日までは延期を認めるという2つの条件付きの…

下院議長、EU離脱案の3度目の採決を阻止(ブレグジット その23)

メイ首相が3月20日に行いたいとしていたEU離脱法案の3回目の投票は、2回目の議案とほとんど内容が違わないので、議会規則違反だから採決は認められないとバーコウ下院議長が述べました。これにより、3月20日の採決を経ず、英国政府はEUに離脱延期を申し入…

議会、EU離脱延期を大差で可決(ブレグジット その22)

議会によるブレグジットに関する重要採決3日目の今夜は、「EU離脱を延期するかどうか」についての採決が行われ、大差で可決されました。投票結果から保守党や労働党内の意見分裂ぶりがいよいよ明らかになり議会政治の限界を嘆く声が高まっています。

議会はノー・ディールでの離脱を否決(ブレグジット その21)

今日はメイ首相から「3月29日にノー・ディールの状態でEUを離脱しない」という議案が提出され、採決が行われ、事前の予想通り、可決成立しました。

メイ首相のEU離脱案、またしても否決(ブレグジット その20)

メイ首相のEU離脱案は今日3月12日、またも否決されました。賛成242票、反対391票で、その差149票。1月の投票では230票差でしたから、その差は縮小しましたが、まだまだ大差での否決です。

ユーロスターは当面、使いものにならない(ブレグジット その19)

ブレグジットを3週間後に控えた週末、ロンドンからパリに旅行したところ、フランス税関職員の抗議行動によユーロスターが大幅に遅延、大変苦労しました。生活レベルではノー・ディールのブレグジットを体感した週末でした。ユーロスターはフランス税関スト…

議会の次の山場は3月12日~14日(ブレグジット その18)

メイ首相が2月26日に議会で声明を発表し、遅くても3月12日までにEU離脱に関する「意義ある採決」を行う、それが否決されれば、翌13日に3月29日にノー・ディールで離脱するかを問う採決を行う、それが否決されたら、翌々14日に離脱延期に関する投票を行うと…

ところでブレグジットは今どの辺に?(ブレグジット その17)

EUとまとめた英国のEU離脱合意案が英国議会で承認されなかったことからEU側との再交渉をめざすメイ首相ですが、EU側から打開策を引き出すことはできず、時計の針だけが進んでいます。2019年2月14日時点での状況をご紹介。

1月29日の議会の投票結果(ブレグジット その16)

29日の23時過ぎに書いたページですので、少し修正します。この日、議会(下院)で行われたのは、メイ首相が先週提出したPlan Bに対する動議を7本選び、採決するものでした。メイ首相のPlanBそのものについての投票はありませんでした。7本は、バーコウ議長が選…

1月29日以降、何が行われるのか(ブレグジット その15)

ブレグジットの次の山場は1月29日(火)です。1月21日にメイ首相が提出した代替案(PlanB)に対する投票が下院で行われます。また、PlanB発表後、1月25日までに19本の修正動議が下院議員から提出されました。これも29日に議論され、全部かどうかはわかりませ…

フォーブス誌ランキングに不信感

米フォーブス誌というのは、色々な世界ランキングを発表し、その順位が上がった下がったと、世界中の偉い人や企業、国の機関が悲喜こもごもになるという罪作りな雑誌です。 さて、そのフォーブス誌が2018年12月に発表したのが、「ビジネスに最適な国ランキン…

メイ首相の代替案に失望色濃く(ブレグジット その14)

メイ首相が昨日(1月21日)、EU離脱合意案の「意義ある採決」が1月15日に歴史的大差で否決されたことを受けての政府方針(PlanB)を発表しました。 EU移民の英国ビザ取得代を無料にする(それまでは一人65ポンドだった)以外には、内容のあることは殆ど言って…

英国の新聞早わかりガイド

英国の新聞は発行部数が日本と比べて格段に少ないです。しかし、発行部数が少ない分、それぞれのカラー、特に政治スタンスを強く打ち出して、選挙や国民投票前など、各紙が対立した記事を載せます。どのような新聞がどのような政治スタンスなのか、EU離脱を…

今日の政治ショー(ブレグジット その13)

英国議会では昨日は終日、政府が提出したEU離脱合意案を審議し、承認失敗に終わったのですが、今日はそれを受けて「打倒メイ・ゾンビ内閣」に燃えた妖怪コービン労働党首によりメイ首相に不信任案提出という政治ショーが行われました。 自分自身、離脱派で、…

メイ首相のEU離脱案は予想通り否決(ブレグジット その12)

EUとの離脱合意案の承認を問う下院での「意義のある投票(the meaningful vote)」は432対202という大差で否決されました。今日の新聞各紙は、全紙否決の予想で一致していましたが、230票差という与党の敗北は英国議会史上最大の負けっぷりということです。与…

ドラマチックだった今週の英国議会(ブレグジット その11)

英国議会では今週月曜日から審議が再開され、EU離脱合意案については9日(水)、10日(木)の2日間、討議が行われました。それに先立って、8日(火)、9日と、かなりドラマチックな展開となったのでご説明&ご報告します。 今週のハイライトは「 ノーディー…

この微妙な時期に安倍首相が訪英(ブレグジット その10)

長い年末年始休会が終わり、7日から議会が再開しました。 先日、投票を回避したEU離脱合意案については9日(水)、10日(木)に討議、15日(火)に採決が行われる予定です。 投票で可決される見通しは相変わらず低いです。 先ほど、メイ首相がBBCの日曜朝の…

EU離脱 年明け以降のスケジュール(ブレグジット その9)

英国のEU離脱(ブレグジット)問題は、議会が12月21日から1月6日の間、年末年始休暇に入ったことから、宙に浮いたまま年を越します。 メイ首相が12月11日に予定されていたEU離脱合意案の議会採決を「否決されそうだから」という前代未聞の理由で延期したこ…

EU離脱合意案の議会採決が延期(ブレグジット その8)

英国のEU離脱合意案の承認を問う下院での採決は、12月11日に予定されていたのですが、前日10日の15時半にメイ首相が下院で声明を出す形で延期となりました。 北アイルランドの国境に関する条項への懸念から、大差での否決となる可能性が高まったためと、首相…

ブレグジットで企業が困ると(ブレグジット その7)

ブレグジットについて、企業が一番困っていることは政治・経済の先行きが見通せない状態が国民投票前から既に3年以上続いていることでしょう。明日、離脱合意案が下院で否決されるとその期間はさらに長引くことになります。(※明日と書きましたが10日15時30分…