英国の庭から~海外生活ブログです

オランダで還暦を迎えた駐妻。英国での5年弱、2度目の駐在生活を終え、オランダ生活も3年を過ぎてしまいました。けたところでロックダウン入り。できる範囲で何をしようかと模索中。

歴史

暗く臭かった19世紀以前の夜

19世紀末に実用的な電球が発明されるまで、人々は火の灯りに頼った生活をしていました。その主な燃料は動物の脂肪や魚の油。薄暗いだけでなく明かりをつけると部屋が臭かったようです。

ミレーの「釈放状 (The Order of Release)、1746年」

英国のラファエル前派の画家ミレーは水に浮かぶオフィーリアの絵で有名ですが、同時期に描かれたスコットランド兵士の釈放(1746年)の絵を鑑賞しましょう。

土足で室内に入るヨーロッパの習慣

コロナで見直されたと言われる日本の靴を脱ぐ習慣。調べてみたら日本だけじゃない模様。土足で室内に入るのはどうも西欧とそこから移民した人の習慣のようです。なぜそうなったのかと、考えてみました。

晩秋のピーク・ディストリクト国立公園

ピーク・ディストリクトは英国で最初に国立公園と定められた地域です。 ピーク(山頂)の名の通り、周辺地域に比べて標高が高く、連なる山々と広大な自然が特徴です。今日はこの地方についてご報告。

豪華な貴族の館チャッツワースに行く

デヴォンシャー公爵が所有する英国有数の大邸宅チャッツワースに19年11月に行きました。ちょうどクリスマスの飾りつけをしているところでした。

Mr.ダーシーのペンバリー館へ(ライム・パーク)

ライム・パークはナショナルトラストの屋敷の1つです。BBCが1995年に制作した「高慢と偏見」はコリン・ファースの出世作として知られる名作ですが、彼が演じたヒーロー、Mr.ダーシーの豪邸ペンバリー館としてロケ地に使われました。今回はこのライム・パー…

世界遺産アイアンブリッジに行く

2019年11月初め、2泊3日でピークディストリクトに旅をしました。初日は移動日となり、2日目、3日目と観光をしました。最初に訪問した世界遺産アイアンブリッジについて報告します。

南仏コートダジュールのロスチャイルド邸(その1 邸宅編)

8月中旬に南仏コートダジュールに行きました。訪問先の中で最も華やかだったロスチャイルド一族の館、ヴィラ&ジャルダン エフルッシ・ド・ロチルド邸について建物と庭の2回に分けてご報告します。今回は邸宅編。20世紀初頭の大富豪の暮らしをご覧ください。

ホーフブルク宮殿のシシィ博物館に行く ウィーン4日目(2)

ウィーン最終日の最後の訪問先は、ハプスブルク家の冬の宮殿で、主宮殿でもあるホーフブルク宮殿に行きました。今回はこの宮殿とそのヒロインともいうべき皇妃エリザベート(シシィ)の物語です。

ウィーンの美術史美術館を堪能する(ウィーン1日目)

娘と二人で7月上旬に3泊4日でオーストリアの首都ウィーンと第3の都市リンツに行きました。今回は、初日のウィーン観光の報告です。夕方から美術史美術館、フンダートヴァッサーハウス、シュテファン大聖堂を駆け足でまわりました。大聖堂の北塔から見たウィ…

ビクトリア時代の生活を見にディケンズ博物館へ

ビクトリア時代を代表する英国の小説家チャールズ・ディケンズが、新婚の2年間を過ごした館がロンドンの中心部にあり、ディケンズ博物館として公開されています。1830年代の英国の暮らしを垣間見ることができますのでご紹介します。

英国アンティークのお楽しみ(その2 時代の呼び方)

英国アンティーク品の購入や鑑賞に不可欠な時代の名称と様式についてご説明しましょう。英国を旅行中、アンティークショップや観光名所、特に貴族の館に行くと、エリザベサン様式、ジャコビアン様式、カロリアン様式といった言葉を耳にすることが多いと思い…

ノートルダム大聖堂の炎上

ノートルダム大聖堂の火災には衝撃を受けました。バラ窓の1つは焼け残ったそうです。火事を見守るパリ市民の姿は感動的でした。マクロン大統領は5年以内の再建を約束したと報道されています。

3月17日はセント・パトリック・デー

3月17日は聖パトリックの日です。英国でもアイルランド系の人が緑の服を着て祝うそうです。聖パトリックとはどのおうな人なのか、調べてみました。

アランデル城内は、歴史の宝庫

南イングランドのウェスト・サセックス州にあるアランデル城は、英国の歴史やアンティークに興味がある方には大変魅力のあるお城です。ロンドンから日帰り圏内ですので、城の中をご紹介します。

英国アンティークのお楽しみ(その1 どこで買うか)

「英国でアンティークを買う」というのは、なかなかわくわくする体験です。アンティークとは、100年以上経った品をさします。今年でいうと、第一次世界大戦終結までの品です。それ以降になりますとヴィンテージ、セカンドハンド(中古品)、コレクタブル(収…

ホーリールード宮殿に行ってみました

エジンバラ最大の見どころと言われるホリールード宮殿、夏場に行くと王室の誰かが滞在していて公開されていないことも多いと聞きます。仕事の後、少し時間があったので、行ってみました。

伝統の人気デザート「カスタード」とは?

英国人が最も愛するデザートにカスタードがあります。17世紀頃からデザートの定番として定着したらしく、アンティークの容器などもたくさんうっています。今日は「カスタード」とそのレシピをご紹介しましょう。

パンケーキデーのレシピ

英国は毎年イースターの約40日前の火曜日にパンケーキ(クレープ)を食べる習慣があります。歴史的な背景とBBCクッキングから料理研究家デリア・スミス女史の基本のパンケーキのレシピをご紹介。

南仏トゥールーズのパステル

先日、トゥールーズ名物のスミレの話を書きましたが、もう一つの名物、パステルについてご紹介します。トゥールーズに旅をするまでパステルは柔らかい色合いのクレヨンに似た画材だと思い込んでいました。しかし、フランス語には画材の他にもう一つ、布を青…

ローマ最終日は猫の楽園へ

高熱こそ出さなかったものの、鼻水、咳、頭痛と抗ヒスタミン剤でラリっている間に、あっという間にローマ最終日になってしまいました。うー残念! 最終日は荷造りしてホテルに荷物を預けて、アルジェンティーナ広場へ。ここは毎日、特に意識もせずに通り過ぎ…

ローマの老舗ベーカリーでピザを買う

せっかくローマに来たので、本場のピザを食べたい!と張り切っていたのですが、体調を崩してしまい、街で一番美味しいピザ屋さんを探して歩くことはできませんでした。そこで、ホテルで薦められたローマで最も古いという由緒あるパン屋さんに行ってみました…

「真実の口」に手をいれる(ローマ4日目)

体調不良が続いています。抗ヒスタミン剤で鼻水と咳を無理矢理、抑え混んでいるような感じ。せっかくのローマですが、鼻の奥や頭が痛いし、眠気が半端じゃなく午前中いっぱい眠って過ごしました。ホテルの人から毎朝、市が立つ広場などを教えてもらっていた…

体調不良を押して古代ローマ観光(ローマ3日目)

起きると前日からの鼻水に加えて、胸の中がむず痒く熱っぽくなっていました。そこで近所の薬局に朝一番に行きました。薬剤師のお兄さんに「英語、話す?」と聞くと“Depends”とニヤリと笑ったので「鼻が出てー、鼻の下が荒れてー」と説明したところサノフィの…

トレビの泉〜スペイン階段(ローマ2日目 午後)

バチカンの後は、ローマ時代に作られ、ラファエロのお墓があるパンテオン寺院〜トレビの泉〜スペイン階段〜ショッピング街を歩いてきました。 ↓パンテオン寺院です。 次はトレビの泉です。 また来られるように後ろ向きにコインを投げ入れてきました。 スペイ…

バチカン見学ツアーに参加(ローマ2日目午前)

昨日は早起きして、バチカン美術館見物に行ってきました。この10年ぐらい、以前は並ばなくても入ることができた観光施設がどこも入りにくくなってしまいました。今回、ホテルから知り合いのツアーがあると紹介されて迷った末、ガイドツアーに入ってみました…

アパートホテルで「ローマの休日」(ローマ1日目)

クリスマスには1週早いのですが、休暇をとり、今日から4泊5日でローマに来ています。毎食、外食だと疲れるし、高いので、アパートメントホテルを借りて、ランチだけ外食、朝晩は近所のスーパーやデリで買った食材を自分で料理するつもりです。 この時期は、1…

クリスマスケーキがめちゃくちゃ重い

英国人の友人からクリスマスケーキをもらいました。直径12cm、高さ7cmほどのかわいらしいケーキです。 友人の知り合いが作ったのをわざわざ買ってくれたそうで、これは伝統的なシュガーケーキと呼ばれるものです。持ってみると小さいのにずっしりと重たくて…

夏時間が終わっちゃう(T_T)

英国は毎年3月最終日曜日から夏時間に入り、10月最終日曜日に冬時間(グリニッジ標準時)に戻ります。今年は今日10月27日が夏時間最後の日で、明日28日に午前1時台が2回繰り返されて冬時間となります。明日から日本との時差は9時間ですね。 英国では、夏…

赤いポピーの募金活動

日本には「赤い羽根の募金活動」がありますが、英国でも毎年、10月25日から第1次世界大戦の終戦協定が締結された記念日(リメンバランスデーと呼ばれます)である11月11日にかけて、「赤いポピーの募金活動 Poppy appeal」が行われます。 赤いポピーは第一…