英国の庭から~海外生活ブログです

オランダで還暦を迎えた駐妻。英国での5年弱、2度目の駐在生活を終え、オランダ生活も3年を過ぎてしまいました。けたところでロックダウン入り。できる範囲で何をしようかと模索中。

体調不良を押して古代ローマ観光(ローマ3日目)

起きると前日からの鼻水に加えて、胸の中がむず痒く熱っぽくなっていました。そこで近所の薬局に朝一番に行きました。薬剤師のお兄さんに「英語、話す?」と聞くと“Depends”とニヤリと笑ったので「鼻が出てー、鼻の下が荒れてー」と説明したところサノフィのZerinolという鎮痛剤と抗ヒスタミン剤を含む錠剤とワセリンを出してくれました。私、抗ヒスタミン剤に弱くて、しばらくすると猛烈な眠気とだるさが襲ってきました。

 

そこで昼までホテルで一眠りして、近くのレストランに行ってパスタを食べてから、古代ローマの遺跡がある地域にタクシーで行きました。

 

コロッセオ(円形競技場)の前でタクシーを降りるとガイドツアーの勧誘係がバラバラと寄ってきて、バチカン同様「並ばずに入場可能」というので入ってみました。が、冬季のこの時期、屋外施設のガイドツアーはおススメしません。説明を聞くために輪になって話を聞くのは寒いし、単独でマイペースで動くより時間がかかるし。途中で私の体調不良を理由にグループから脱落しちゃいました。

 

さて、こちらがコロッセオです。グラディエーターが、人間同士、人対生き物などの戦いを見世物にした場所です。公開処刑も行われたりしたそうです。ローマ時代の遺跡は穴だらけなのですが、これは風化のせいではなく、中世の人々が石を繋ぐ金属をとって溶かして武器にしたからだそうです。同様にコロッセオの外壁の大理石なども剥がされて教会のファサードなどに使われたのだそうです。

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こちらは内部です。以前は地下通路がむき出しでしたが、闘技が行われた舞台となった床部分が一部作られて床の様子が想像できるようになっていました。

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この後に行ったのがパラティーノの丘です。ここはローマ建国の地とされ、古代には貴族や皇帝の館が多く築かれた場所でした。丘の上のバルコニーのような場所から古代ローマの中心だったフォロ・ロマーノが見えます。

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丘を下ってフォロ・ロマーノを散策したのですが、がっかりしたことは猫が1匹も見当たらなかったことです。以前は何十匹もいたのに。どこかにまとめて隔離、保護されているのでしょうか。

ローマの道。

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一通り見終わったらあっという間に夕暮れです。

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体調劣悪のため、夕食は冷凍のキノコのパスタを買って帰り、娘に炒めてもらいました。