英国の庭から~海外生活ブログです

オランダで還暦を迎えた駐妻。英国での5年弱、2度目の駐在生活を終え、オランダ生活も3年を過ぎてしまいました。けたところでロックダウン入り。できる範囲で何をしようかと模索中。

ローマ最終日は猫の楽園へ

高熱こそ出さなかったものの、鼻水、咳、頭痛と抗ヒスタミン剤でラリっている間に、あっという間にローマ最終日になってしまいました。うー残念!

 

最終日は荷造りしてホテルに荷物を預けて、アルジェンティーナ広場へ。ここは毎日、特に意識もせずに通り過ぎていたのですが、広場の中に古代ローマの遺跡があり、その中に猫のサンクチュアリィが設けられていたのです(例によってオードリーと猫好きな夫が強固な意志の下、連れて行ってくれたのでした)。

 

こんな場所です。よく見ると猫がいます。

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ムムム、今いち、よくみえませんね。広場のまわりをぐるっとまわってみると、猫の餌付けをしている一角がありました。

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自分で外に出てきた子も

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ここの猫は団体によって、きちんと餌付けされ、去勢され、予防注射されているそうです。みんな丸々していてのんびりした様子。でも、よく見ると、足がなかったり引きずっている猫が多いです。あちこちで苦労した挙句、引き取られてきたのかもしれません。

 

さて、猫の楽園の後、広場の前の本屋に寄った後、ナボナ広場に面したローマ市立博物館を見に行きました。特に目立った芸術品はありませんでしたが、壁面や天井画が美しく18世紀から19世紀に作られたローマの富豪の邸宅はこういう風に彩られているんだなぁと感心しました。

 

この建物は18世紀末から法王の甥によって建設されたもののようです。(ローマというのは、支配者が歴代法王なので、権勢を極めたのはいつも法王の縁戚、大体は甥や姪の一家のようです。さすがに庶子を堂々と聖職につけるほど破廉恥なのはボルジア家くらいでしょうか・・チェーザレ・ボルジアの長年のファンなんですが・・)

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こちらは天井画。

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何気ない窓の下の壁にも凝った絵が描かれています。

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昼食の後、時間があったのでナボナ広場へ。ナボナ広場はローマ時代からローマ市民の娯楽の場となっていたそうで、今もクリスマスマーケットが出たり、周辺に美味しいレストランがあると行った場所のようです。

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この後、この近くのティラミス専門店でティラミス(この話はまた別の機会に)を食べて、タクシーで空港に向かいました。