英国の庭から~海外生活ブログです

オランダで還暦を迎えた駐妻。英国での5年弱、2度目の駐在生活を終え、オランダ生活も3年を過ぎてしまいました。けたところでロックダウン入り。できる範囲で何をしようかと模索中。

リンツの町を歩く(オーストリア3日目)

オーストリア3日目は、終日雨の予報でしたが、リンツ観光に充てることにしました。目的は今回の旅の主目的でもあるアルス・エレクトロニカ・センター訪問です。

リンツ市内を次のようにまわりました。

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ウィーンからリンツへ

まずは、ウィーンからリンツに移動しなくてはいけません。リンツはドナウ川沿いの町で、ウィーンより上流にあります。調べたところ、ウィーンからリンツなど西方向に移動する手段としては、鉄道、バス、自家用車があり、鉄道で行くことにしました。

鉄道はオーストリア連邦鉄道(OBB)とヴェストバーン(西鉄道)の2種類があるようです。出発駅は中央駅と西駅の両方からのようですが、西駅からの方が所要時間が短い模様で、およそ1時間20分~40分。価格は往復50~60ユーロ位のようです。もちろん、途方もない時間帯に移動すれば片道5ユーロぐらいからあります。

チケットはネットで購入可能です。Googleなどで調べて、乗りたい便の会社にアクセスして購入すれば、チケットはその場でダウンロードできます。ヴェストバーンの方が頻度が多く、価格も安かったので、それにしました。ウェブサイトに行き、チケットを購入し、スマホにダウンロード…できない!あわてて、サイトに戻り、メールでチケットを受領するボタンを押し、じりじりと待っていたら、発車3分前にようやく届き、ドキドキしながら乗り込みました。

こういうドキドキが嫌いな方は、あらかじめ席を予約して乗る方が良いかもしれません。チケットは直接鉄道会社から購入しても良いし、格安の鉄道チケットサイトから購入することも可能なようです。もちろん、駅の窓口に行って購入することも可能です。

OBB(中央駅または西駅から)https://www.oebb.at/en/

Westbahn(西駅から) http:// https://westbahn.at/en/

このほか、安くチケットを購入できるサイトもありますので、ご確認ください。

 

リンツの市内交通

リンツ中央駅から目的地である博物館や美術館へは、歩いていけないことはないようですが、若干遠い印象です。雨も降っていたので、1日乗車券(大人4.50ユーロ、21歳以下2.30ユーロ)をバス停の自販機で購入しました。アプリなどでも購入可能なようです。

もし、近々ご訪問の予定があれば、リンツの公共交通の価格表などは次のぺージと資料をご覧ください。

Einzel- und Tagestickets der LINZ AG LINIEN

https://www.linzag.at/shop-linien-backend/uploads/files/Tarifbestimmungen_Netz_en.pdf

さて、バスのチケットを買って、どのバスが市内に行くのか、Google Mapで調べたのですが、バスターミナルのどのベイから発車するのかがわかりません。ちょっと見えにくいですがB5と言う場所でした。

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左はリンツ駅前の様子、右はバス乗り場

アルス・エレクトロニカ・センターへ

リンツは、ウィーン、グラーツに次ぐオーストリア第3の都市です。この町は紀元前のローマ時代にさかのぼることができる古都ですが、近代以降はケプラー(惑星の運行の法則を発見した人)とブルックナー(音楽家)を輩出したことで知られます。なかなか素敵な古都で、地元の音楽家ブルックナー以外でもモーツァルトやベートーベンがこの町に捧げた曲を作っています。

 

さて、私達母娘が、オーストリアに行くことになったのは、音楽とは関係なく、この町のアルス・エレクトロニカ・センターを訪れるためでした。

このセンターは国際的なメディアアートの祭典であるアルス・エレクトロニカを行っているのです。これは「インターナショナル・ブルックナー・フェスティバル」の一環として1979年に始まったものですが、1986年以降、独立したイベントとして毎年開催され、そこでデジタルアートの発展に貢献した人や企業を選んで賞を授与しているらしいです。

バス停はそのままアルス・エレクトロニカという名前で、降りるとかなりの雨でした。慌てて建物に飛び込むと、日曜日のせいか、家族連れが切符購入のために列をなしていました。そんなに多い人数ではなく、単に切符販売係の手際が悪いのです。15分ほど待って、入場しました。受付の周りにアルス・エレクトロニカ賞関連の書籍が置いてあり販売していましたが、売店などはなく地味な印象でした。

各階には、IT関係の実演コーナーとかITの発展に寄与した色々な展示物が並んでいました。その中で一番、未来的な展示をしているのは、たぶん地階かもしれません。そこから見学することにしました。イメージとしては、お台場の科学未来館や科学万博などのような感じ。

詳細はウェブサイトをどうぞ! 

https://ars.electronica.art/news/en/

いくつか興味を引いたものを撮影しましたので、ご覧ください。

 

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遠目に見ると樹氷の様ですが、よく見ると細かい球体の集合

下の絵は見入ってしまいました。人間の脳の中の神経系統だそうです。これがうまくつながらなくなると認知症とかいろいろなトラブルになるわけですが、なるほどねぇと言う感じです。

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人の脳の神経系統

色々な展示物があり、↓はその一部です。左上はコンピューターを使った描画するもの、右上はモナ・リザの絵から実際の表情をつくってみたもの、左下は日本の再生医療の紹介、左中央は様々な素材を使った義肢(指)、右下は日本製のロボットです。日本の展示物が非常に多く、日本がこの分野を推進してきたことがよくわかりました。ただ、最近のものになると、英米の研究が多くを占めていたのが若干気になりました。

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町の中心広場へ

さて、ひととおり、アルス・エレクトロニカ・センターを見終わったところで、昼も近いので、ドナウ川にかかるニーベルンゲン橋を渡って、対岸の旧市街へ。

橋の欄干に飾られた花がきれいです。

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まだ、雨は降り続いていたのですが、岸部の風景はこんな感じ。左側の写真の左手の方に午後の訪問先であるレントス美術館が見えます。右側の写真の丘の上にみえるのが、今回は訪問できなかったのですが、ペストリンクベルク巡礼教会らしいです。

 

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橋を渡ると、旧市庁舎などがある中心広場ハウプトプラッツに出ます。

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レントス美術館でランチ

雨がひどかったのと、レストランを探すのもおっくうだったので、レントス美術館のカフェテリアでランチをとることにしました。レントス美術館は近代・現代の作品を主に所蔵している美術館です。ここのカフェテリアで娘は子牛のほほ肉の煮込み、私は無難なウィーナーシュニッツェルにしましたが、どちらもおいしかったです。

 

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 さて、レントス美術館ですが、川沿いにあり、モダンな建物です。食事が終わってしばらくすると雨がやみ、美術館を出たときにはこんなに晴れていました。

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中には、オーストリア、スイスなどドイツ語圏の作家中心に近代~現代の作品が展示されていました。例えば次のようなものです。これは写真ではなくて、アクリル画です。アップにすると絵だとわかるのですが、どうみても写真に見えます。

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スイスの画家Franz Gertschのアクリル画Saintes Maries de la Mer III, 1972

ナチス時代に冬越しのための寄付に訪れる人々の様子です

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1896年にサラエボで生まれた画家Franz Glaubacker の冬越しの寄付1940/41

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オーストリアの画家Gunter DamischのBlaufeld(青い野原) 1990

他にも多々作品があり、Linz生まれの作家Otto Zitkoの特別展などもやっていたのですが、例によって現代芸術がよく理解できないもので、割愛させていただきます。

レントス美術館のウェブサイトはこちら。

https://www.lentos.at/html/en/5438.aspx

新旧2つの大聖堂を求めて旧市街を歩く

美術館の後は、リンツの素敵な旧市街を歩くことにしました。まずはブルックナーが音楽家として駆け出しの13年間、オルガニストを務めたという旧大聖堂に行きました。こちらは17世紀後半に建てられたバロック式の教会です。

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次にリンツ最大の教会で、オーストリアでは2番目に高い尖塔を持つという新大聖堂に行きました。こちらはゴシック式で、ステンドグラスがきれいでした。

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この後、街中の店を見ながら、お茶でもできないかと歩いたのですが、おいしそうなお菓子屋さんは混んで満席で、諦めて退却しました。リンツの名物リンツァートルテを食べたかったのですが、残念!

下の写真はオーストリアの民族衣装専門店のショーウィンドウです。残念ながら日曜日だったので、お店が閉まっていて買物ができませんでした。

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夕方になり、足も痛くなってきたので、バス停を探してバスにのり、中央駅に向かいました。行きと同様、ネットでチケットを買い、ウィーン行に乗りました。

ウィーン西駅に到着したのは19時過ぎで、駅には売店が多々あったので、そこで、テイクアウトできるオープンサンドを買い、その場で食べてホテルに戻りました。