英国の庭から~海外生活ブログです

オランダで還暦を迎えた駐妻。英国での5年弱、2度目の駐在生活を終え、オランダ生活も3年を過ぎてしまいました。けたところでロックダウン入り。できる範囲で何をしようかと模索中。

ウィズリーガーデン(2月3日) スノードロップが満開

今日は珍しく朝から快晴でした。ここしばらく痛かった腰もかなり良くなってきました。しかも私、はてなブログの写真上手の方々のブログを拝見して、写真熱が盛り上がっていて、娘に少し前に買ってやったCANON750Dというのを借りてウィズリーガーデン(王立園芸協会本部の庭)に昼食後一人で出かけてきました。

 

ウィズリーは、家族連れで比較的混んでいました。気温が4度位でしたが、英国人にとっては、全然寒くない気温だったのでしょう。さて、写真ですが、庭に入って構えて撮ろうとしたら「カードがありません」と表示されるではないですか!うーそうか。カードが必要だったのに忘れてきちゃいました(あー残念)。でも、実際に大きなカメラを被写体になりそうなものに向けてみると、どうやって撮っていいのか全然わからない。もっと勉強せねば。でも、この年になって学びたいことがあれこれあるというのはそれだけで幸せですね。

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ウィズリーガーデンのシンボル。旧屋敷を改造した実験棟。

ウィズリーはこの時期、毎週のように変わっていくので、また出直すことにします。というわけで、今日の写真はスマホで撮影したものです。ところで私の「ゐ」はウィズリーの「ウィ」です。私はこの庭が好きで、長女を出産した前日にも、ぐるぐる歩き回っていたほどなのです(予定日の4日前)。

 

庭のデザイン、夏の最盛期の美しさでは、この庭を凌駕するところも多々あるのですが、庭をきれいに維持するには莫大なお金がかかるので、英国一予算潤沢なこの庭が一年中、絶えることなく見どころを提供してくれるのです。特に、1~2月の厳冬期に、これだけ見どころがある庭はあまり多くありません。

 

さて、2月第1週のウィズリーの見どころは、スノードロップ、ヘレボルス(クリスマスローズ)、コルヌス・サンギネア(ミズキ科の低木)です。なるべく多くの画像をお見せしたいので、1つ1つが小さくなることをお許しください。

↓左側は入り口近くの噴水、奥に見えるのは大ボーダー花壇です。この時期は殆どの植物が枯れています。右手の噴水の奥はモネアーチと呼ばれる、モネの家の庭にある形のアーチで、バラが植えられています。

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今日の目玉はスノードロップが満開だったこと。

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ヘレボルスもきれいでした。

左上Walberton's Rosemary ’Walhero’、右上 HGC Ice'n' Rose Red 'Coseh 4100' 左下Harvington yellow iwth maroon eye, 右下Niger 'Joel' という名前のようです。右上のHGCなんとか、というのは新種で最終的な名前はまだついていないような感じです。

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↑こんな感じで、林の中、芝の脇の花壇などに大量に咲いています。

池には2~3cmの厚さの氷が張っていて、アヒルが泳ぐ場所がないので、氷の上をよたよた歩いていました。

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それから、あまり日本ではなじみがないコルヌス・サンギネア(ミズキ科の低木)。これがここ数年、真冬の見どころとなっています。対岸に見えるオレンジや黄色の枝がそれです。この木は落葉後の茎の美しさが魅力です。

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近くでみると↓こんな感じ。

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ここには10種類近くのコルヌス・サンギネアが植えられていました。詳細は次のページをご覧ください。

https://www.rhs.org.uk/Plants/Search-Results?form-mode=true&query=Cornus%20sanguinea

腰が冷えて途中から痛くなったにもかからわず、満足度が高かったです。昔は毎週のように色々な庭に夫や子供と出かけたものですが、娘は学校の宿題やテストに追われているし、夫は暖かい部屋で、日本のアニメ三昧(出張の都度、大人買い)か、ギターを抱えて歌っているし。ちょっと寂しいような気しましたが、思い切って一人で出かけて良かったです。

 花を見つけては地面すれすれにしゃがみこんでカメラを向けてみたり、マイペースで堪能できました。

↓こういう空間がウィズリーのぜいたくなところ。

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下の木はエリザベス女王とその夫君のエジンバラ公の金婚式を記念して1997年11月20日に植えられたヨーロッパブナ”ZLATIA"です。足元の水仙は'Rijnveld's Early Sensation'です。今回、開花している水仙はこれだけでした。

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奥に見えるのはカフェテリア。現在、このあたり一帯は改築工事中です。春に完成すると新しいエントランスができるそうです。(土産物屋さんと園芸ショップ)

 

そうそう、バラの剪定状況も見てきました。イングリッシュローズは、ほとんど手付かずで剪定していません(実際に、David Austin Roseのカタログをみても、英国では剪定を推奨していません)でしたが、それ以外のバラは1月中にかなり短く剪定した感じでした。(左がRosa Golden Smiles'Frykeyno', 右がDavid AustinのLady Emma Hamilton)

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クリスマスローズが素敵だったので、帰りに園芸センターで2つで1つのお値段というピンクで大輪のクリスマスローズHelleborus Madame Lemonnier を2鉢購入し帰路へ。

 

腰はちょっと痛くなりましたけど、自業自得ですね。ではでは!