英国の庭から

欧州調査歴25年のリサーチャー兼駐在員妻です。英国在住歴は通算10年。庭仕事のかたわら、言いたい放題つぶやきます。

バラを地植えから鉢に植え替え

先週、半ば位から最低気温が零下になり、バラたちもすっかり休眠したようなので、残っていた剪定に加え、枯死の懸念があった地植えの2本のバラ(レディ・ガーデナーとアブラハムダービー)を鉢に植え替えることにしました。

 

実は我が家、一昨年の4月に2年ほど住んでいた家(今の家から歩いて5分ほどのところ)の大家さんが末期がんになり、亡くなると相続税を払わなければいけないという理由で退去を求められ、5月にこの家を見つけて引っ越ししてきた経緯があります。

 

幸い5月というバラの成長期の引っ越しだったにもかかわらず、地植えだったバラは全部、元気に活着し、2年連続で花を咲かせていたのですが、昨年7月下旬になって、道路側の花壇の一番左側に植えていたのクラウン・プリンセス・マルガリータの具合が急におかしくなったのです。暑い日が続き、株元に蟻の巣があるな‥と思って、殺蟻剤をばらまいたのがいけなかったのか、1か月ほどで枯死、さらにその隣のパット・オースチンの根本からも蟻がぞろぞろ出てきて、手当の甲斐もなく8月下旬に枯死してしまったのです。

 

しかも、9月に入ってその隣の元気旺盛だったレディ・ガーデナーまで半分ほど枝が枯れ込んできた始末。蟻のせいでしょうか?それとも伝染病?あるいは花壇の土に問題があるのでしょうか?

 

実は引っ越してくるまで、ここには徒長して巨大化した形の悪い月桂樹の木があり、大家が庭好きの私のために抜いてくれたのです。しかし、英国人の庭仕事って本当に雑。木の根や削りカスが大量に花壇に入っており、また月桂樹に住んでいたとおぼしきクワガタ一家なども発見されました。どうもこの花壇の土は怪しいのです。一応、植えるときに大きく掘って、確認して植えつけたのですが、何が住んでいるかわかりません。

 

というわけで、今年の夏、また去年のような悲劇の可能性も否定できず、掘り出して、根の周りを確認してみました。

 

最初にレディー・ガーデナーの作業から。作業を始めて、バラの枝が邪魔なことに気が付き、慌てて枝を剪定。かなり枯れている枝があります。ハサミはスイスのFelcoのNo.12です。手が小さいので、これでも大きく感じます。枯れ枝を大量に切るときなど疲れにくいと思います。

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土が硬いので、シャベルではなくフォークで抜きます。

抜いた後は、シャワーで土を落としてみました。根のまわりに白いものがついていますが、どうやらこれは病気ではなく、接ぎ木の時のテープの残骸のようです。

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シャワーの水が冷たかったのですが、眠っているときに起きちゃわないのかしら。

ガン種病などはないし、虫も見当たらず。枯死の原因はわかりませんでした。とりあえず、清潔な土に植え替えて作業終了。

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David Austin推奨の微生物パウダーを根にまぶしてみました

さて、もう一方のAbraham Darbyですが、こちらはどうも買ったときからあまり良くない苗だったようです。英国では大手の園芸センターではたいていDavid Austinのバラを置いて売っていますけど、できれば真冬に裸苗で買うのが一番質が良く、元気です。価格が高いので売れ残ったまま、長年置かれていることもあり、ハズレにあたるリスクがあります。

4年目なのにこんなに根が成長しない(引っ越しのせいもあるし、英国の冷涼な気候や土質の悪さもありますけど)

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Abraham Darby

寒い中この作業をして、その後スーパーでミネラルウォーター6本入りをうっかり持ったところ、腰に痛みが・・

 

ううううう。月曜日は腰痛のためにお休みをいただく羽目になりました。

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The Lady Gardener、David Austin Roses UK から