英国の庭から~海外生活ブログです

オランダで還暦を迎えた駐妻。英国での5年弱、2度目の駐在生活を終え、オランダ生活も3年を過ぎてしまいました。けたところでロックダウン入り。できる範囲で何をしようかと模索中。

日本人の電車利用マナーはすばらしい

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先日、一時帰国時に日本のバスの運転手さんのマナーはすばらしいとしみじみ思いましたが、日本の乗客のマナーもまたすばらしいです。乗客は皆、マナーモードを守っているし、たまに電話を着信しても申し訳なさそうに声を落としてすぐに切るし。座席の座り方だって皆さん、まっすぐ前を向いて座っていて、混んできたら詰めてくれるし。

 

日本民営鉄道協会がこの度発表した2018年度の「駅と電車内のマナーに関するアンケート」(10/1~11/30実施、回答者数2,686人)によると、「あなたは、駅や電車内でのマナーについて、以前にくらべて改善されたと思いますか」という設問に対して、28.3%が「改善された」とし、「悪化した」の24.7%を上回っていたそうです。パチパチ

 

ちなみに、多くの人が迷惑と感じた行為として、以下の項目が上がっていました。

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https://www.mintetsu.or.jp/activity/enquete/2018.html

 

英国でこのような調査はあるのでしょうか・・・

 

英国だと一番はスマホでの会話だと思います。何しろマナーモードがないし、人に自分の話す内容を聞かれることに対する羞恥心というものも、ほとんどの人が持ち合わせていません。だから誰もが大声でかなり個人的な内容を話していて、しかも長く、時には興奮してさらにうるさくなります。

 

電話などでの会話音、イヤホンなどからの音漏れのうるささに耐えかねて、少し前にBOSEのショールームでノイズキャンセリング機能付きのヘッドホンをみていたら、非常に高機能で、「騒音は排除するけれども、安全のため、人の声はちゃんととらえることができます」と説明してくれたのですが、人の声が騒音の英国では目的を果たせないということが分かり、購入を断念しました。

 

荷物の持ち方、置き方という意味では乳母車、自転車、キャスター付きのバッグなどが通路を占拠していることが挙げられるでしょう。ヒースローに向かう地下鉄ピカデリーライン、南北の空港を結ぶテムズリンクなどの路線は旅行客のスーツケースが並び、立つ場所に困ることもあります。ただし、これは英国人のせいだけとは言い切れません。

 

乳母車や自転車はたたまずに乗車することが認められています。小さくたためる折りたたみ自転車とか日本のような小型の乳母車ならいいのですが、タンデムと呼ばれる横に広い二人乗りが通勤時間帯に乗ってくることもあります。置き場の近くには乳母車より車椅子が優先とあちこちに書かれているのですが、一度など、車椅子の女性を乳母車の女性が押しのけようとして、他の乗客にたしなめられたところ逆上、車椅子の女性と注意した乗客に罵詈雑言を浴びせた挙句、ぷんぷん怒って列車から出て行ったのを目撃したこともあります。

  

でも、そうした騒音や荷物より私が嫌いなのは、英国人の足(盗撮しちゃいました)。

 

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どうして、向かい側の席に足をかけて平気なんでしょう。紳士でも平気。女性だってそうです。向かいの席があいていれば、かなりの人がこういう狼藉を平気でします。あーやだやだ。

 

日本人のマナーの良さがいつまでも続いてほしいです。(ページトップのアニメ画像は名古屋鉄道のものです)