英国の庭から~海外生活ブログです

オランダで還暦を迎えた駐妻。英国での5年弱、2度目の駐在生活を終え、オランダ生活も3年を過ぎてしまいました。けたところでロックダウン入り。できる範囲で何をしようかと模索中。

コッツウォルズは夏の平日がお勧め

はちみつ色の石造りの家が魅力

 

チャールズ皇太子の私邸に行った帰り、7月に帰国予定の同僚が、まだコッツウォルズに行ったことがないというので、それでは車でどこかの村をみましょう・・ということになり、コッツウォルズをドライブすることにしました。

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途中、菜の花が満開できれいでした

コッツウォルズというのは、イングランド南西部、オックスフォードの西からブリストルの東に広がる広大な丘陵地帯です。貴族の館、有名な庭園、魅力のあるひなびた村などが点在し、この地域に家を買って住みたがる英国人も多い人気の一帯です。地域特産の黄色い石で家や建物が作られており、黄色は「はちみつ色」と表現されていて、日本人観光客からも高い評価を受けています。

というわけで、英国に来て以来、私は日本からのお客様を車に乗せて、何度もひたすらこの地域を走りまくっております。

そうですねぇ・・このエリア。皆さん「ぜひ行きたい」と必ずおっしゃるので、お連れするわけですが、何分、広い地域であることと、1つ目の村辺りでは「きれい」「かわいい」と大喜びなのですが、似たような村が2つ、3つと続くにつれ、時差もあって、ほとんど後部座席で沈没してしまいます。

ですので、この村ではお茶を、この町ではアンティーク屋さん巡り、さらにお屋敷や名園の1つか2つ、と言う風に組み合わせて案内しています。

 

車やバスツアーが楽

 もし、これをご覧になった方で、コッツウォルズ観光を計画されている場合、ロンドンからだと片道150~200キロくらいありますので、日帰りは若干きついです(その場合はバスツアーの方が楽かも)。

時間が許せば、B&Bなどに1泊されると良いと思います。今回は日帰りしましたが、私も以前は友人と庭のきれいなB&Bに泊まり、B&Bのご主人に予約してもらったパブでゆったりと夕食を食べました。(地元の人が推奨するパブの食事は比較的ハズレが少ないです)

鉄道とバスと徒歩の組み合わせで出かけることも不可能ではありませんが、バスの運行頻度が少ないので、あまり楽ではありません。

 

今回は中世の村バイブリー(Bibury)に

さて、Highgrove邸から近くの村でどこかきれいなところはないかと探したところ、バイブリーが近いのでいってみることにしました。テムズ川の支流であるコルン川の両岸を挟む小さな村で、ウィリアム・モリスが「イングランドで一番美しい村」と呼んだ古い村です。

日本からは、アニメの「きんいろモザイク」に登場する「アリス・カータレット (アリス)」の生家のモデルということで、聖地巡礼者が来ているようです。

Arlington Row Bibury

File:Arlington Row Bibury.jpg - Wikimedia Commons

これは14世紀に建てられたコテージで、ナショナルトラストが管理しているそうです。

 

日曜のバイブリーは駐車ができない

皆さんが街中をそぞろ歩いているので、私たちも降りてお茶でもしたかったのですが、残念ながら、イースターの日曜日の午後ということで、通りの両側にはびっしりと縦列駐車していて、方向転換もままなりません。ということで、下車を断念。

 

もうひとつ残念なことは、まだ春の早い時期で、あまり花がないこと。やはりコッツウォルズは街中にハンギングバスケットや植え込みが育ってからの時期の方が格段にきれいです。また、英国は西に行くほど雨が多くなりますので、コッツウォルズも比較的雨の日が多い地域です。訪問されるなら、できれば初夏~秋口まで。しかも平日だと駐車場の問題がないかも。

 

その後、無名のいくつかの町を走ったところで、同僚が「だいたいわかりました」と言い始めたので、村巡りはやめて、さらに北上して、この地域有数の名園であるヒドコートマナー、キフツゲート庭園のどちらか(隣り合っている)、あるいは両方見て帰ろうということになりました。

1時間ほど走って、ヒドコートマナーに入ることができました。これについては次回ご報告します。 

ではでは!

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コッツウォルズの地図