イギリス英語でe-mailを書くときの、宛名と挨拶、結びの言葉を前回お教えしましたが、今日は本文の出だしの部分をお教えしましょう。
本題への入り方
1.ここしばらく会っていない人にメールする場合:
Dear 名前,
I hope this email finds you well. (ご健勝のことと存じます)
I am writing with regard to ○○. (○○の件についてメールします)
と、こんな感じに始めます。
2.もらったメールへの返信だと、
Dear 名前,
Thank you for your email (of [メールの来た日]).
Please find my reply to your enquiry below. (お問い合わせに以下の通り回答します)
3.もっと、堅苦しく、ビジネスのメールっぽくするならこんな感じ。
Dear Mr 姓,
With reference to your email of [メールの来た日], (●日付のメールの件、)
I would like to bring the following to your attention. (以下の通り回答させていただきます)
メールの本文の最初は大文字で開始します(with ではない)。上記の表現は、うちの大家代理人が我が家に文句をつけてくるときによく使ってきます。
「~に関して、~について」という言い方
about ~ (比較的カジュアルな言い方)
regarding ~(よりフォーマル)
With reference to ~(さらにフォーマルな印象)
ちなみに、昔、受験英語でdiscuss aboutは正しくないと習いましたが(discuss は他動詞なのでaboutは不要)、私の周囲の英国人の会話を聞いていると、使うことがよくありますね。
何かについて知らせたいときに、次のような出だしもよく使います。
Please be informed that…
Please be advised as follows.
This email concerns…
このほか、山ほどバリエーションがあり、たくさん集めておいて、組み合わせています。
英米で異なる日付の書き方
そうそう、もうひとつ、上記の日付の書き方です。
イギリス英語では、(曜日)-日ー月ー年の順です。
たとえば 16 April 2019のように書きます。
曜日は必ずしも入っていなくていいのですが、
アポイントの確認などは入れる方が親切。
Tuesday 16 April 2019とします。
Tuesday 16th April 2019とすることもあります。
間に","は入れません。
ちなみに米語では、(曜日)-月ー日ー年の順で、Tuesday, April 16, 2019
のように書くようですね。
というわけで、今日はここまでにしましょう。