英国の庭から~海外生活ブログです

オランダで還暦を迎えた駐妻。英国での5年弱、2度目の駐在生活を終え、オランダ生活も3年を過ぎてしまいました。けたところでロックダウン入り。できる範囲で何をしようかと模索中。

イギリス英語で、e-mailを書く方法(その4:平叙文で何かを依頼する)

皆さん、こんにちは。今週は1週間だけ日本におります。母の認知症が今年に入って一段階位進んだ感じと弟夫婦に教えてもらいまして、夫に話したところ、それはとにかく帰る方が良いということになり、一時帰国しております。日曜日の夜7時過ぎに、息子が留守番をしている家にたどり着き、月曜日は有料介護老人ホームを3件、はしごしました。明日、もう1つ見学に行きますので、介護の話はまたの機会に。

 

というわけで、今日は、「イギリス英語でe-メール」の続きを書かせていただきます。(息子のPCを借りているので、あまり写真の多い作業ができないのです)

内容は以下の通り。

 

そうそう、英語の話を始める前に、先日、「英語についてブログに書いた」と夫に話したら、「そうやって英語圏に住む人が『ネイティブは使わない英語』だとか『正しい英語はこうあるべき』とかやることで、『そうでなくても英語が苦手な日本人が委縮して話せなくなる』という批判があるって知ってる?」と聞かれました。確かに、「正しい英語を話そう」などと意識すると、私も言葉が出なくなってしまうのです。

もし、こちらをご覧になった方で、「こんな窮屈なことを言われたら、話せなくなるなぁ・・」とお感じの方がいらしたら、すぐにお忘れください。外国語会話が上手になる秘訣は、とにかく実際に話して、様々なシチュエーションで試してみて、その経験を踏まえて、次はどのように言ってみようと考える、その積み重ねだと思います。

 

1.疑問文を使わずに何かを依頼する

さてさて、前回はお願いの切り出し方について説明しました。人に何かを依頼するときには、日本語でもそうですが、疑問文で頼むのが一番きちんとしています。「〇〇していただけますか?」という感じです。

しかし、疑問文を使わないでお願いする方法があります。いろいろなシチュエーションがありますが、1つに、疑問文を複数並べると格好が悪い場合などがあります。たとえば、こんな感じ。

「頼んだ品をこちらの住所に納品していただけますか?」
「5月15日に間に合うようにしていただけますか?」

追加のお願いとか、最初のお願いに注釈をつけるといった場合には疑問文ではなく平叙文を使う方が、雰囲気がいいですよね。

「頼んだ品をこちらの住所に納品していただけますか?」
「5月15日までにしていただけるとありがたいのです」といった感じです。

「このXXXだとありがたい」は次のように言います。
“I would be grateful if you could (would) …”
“I would appreciate it if you could (would)…”

これ、上と下、どちらも良く使います。下の方がよりもったいぶった表現のような気がして、同僚に聞いたところ、あまり差がないとのことです。両方ともきちんと丁寧だし、そもそも英語は同じ表現の繰り返しを嫌いますので、上を使えば、次は下という感じです。ただし、いくつか注意すべき点があります。

1つ目は、両方とも、would, couldの部分が過去形であること。I will be gratefulよりもI would be gratefulの方が丁寧だそうです。また、ifの後も過去形です。

2つ目はI would appreciate it it を忘れないようにすることです。日本人だけでなく、母国語でない国民が良く忘れてしまうポイントのようです。でもこれ、ないからといって目くじらを立てる人はいませんから、神経質にならないように!

 

2.実際に使う場合は、時制に注意!

さて、実際に使った文章ですが、以下のような感じです。

I would be most grateful if you could send me an invoice in due course.
(後程請求書をお送りいただけましたらありがたいです)
I would appreciate it if you could return the signed contracts as soon as possible.
(サイン済みの契約書を大至急ご返信ください)

 

それにしても、英語は時制が難しくて、私はいつもよくわからなくなってしまいます。

実は先日、次のような文章を書いて、1つ目と2つ目は過去形にしました。しかし3つ目・・これは、「現在、過去、未来、どれよ?」ということでわからなかったのです。

そこで、whether he will accompany with me と書いて見せたところ、同僚は「うーん、この場合はね、willよりbe going toのがいいのよ。わかる?」と言うのです。

I would be grateful if you could inform me whether he is going to accompany with me.


willというのは、たとえば、その時の会話の中で「行く?」と聞かれてその場で行くことを決めるような時「行くわ」というような感じで使うのだそうです。その一方で、すでに予定していてスケジュールに組み込んでいるような場合、be going toなのだそうです。

 

例えば、彼女と結婚したいと思って、「僕は彼女と結婚するよ!」というときはwill、しかし、婚約していて、彼女と半年後に結婚する予定の場合はbe going toらしいです。

中学生の時、どちらも未来として、書き換え問題集で入れていましたけど、あれって正しかったのかな?と思います。

 

ではでは!(時差ぼけ中)

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