英国の庭から~海外生活ブログです

オランダで還暦を迎えた駐妻。英国での5年弱、2度目の駐在生活を終え、オランダ生活も3年を過ぎてしまいました。けたところでロックダウン入り。できる範囲で何をしようかと模索中。

スタンデン(ナショナル・トラスト)でウィリアム・モリスの世界に浸る

スタンデン・ハウス(ウェスト・サセックス)はナショナル・トラストの施設で、ガトウィック空港から自動車で東に25分位、行ったところにあります。

https://www.nationaltrust.org.uk/standen-house-and-garden

昨日、午前中に訪問したナイマンズと同様、こちらも資産家の邸宅です。家を設計したフィリップ・ウェッブが親しい友人のウィリアム・モーリスに内装を任せたことで、大変個性的な住宅となっています。

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ウィリアム・モーリス(1834年~1896年)は、多彩な人で、私はインテリア・デザイナーかと思っていたのですが、詩人・思想家・デザイナーの3つのわらじを履いた人でした。

彼は1880年頃からアーツ・アンド・クラフツ運動(Arts and Crafts Movement、美術&工芸運動)というを始めました。産業革命の結果、粗悪な大量生産品が世の中にあふれ、庶民はそれしか手にできなくなったのだそうです。そこで、中世から伝わる質の良い手工芸品を庶民に提供したいと、モリス商会を設立して、自然に密着した凝ったデザインのインテリア(壁紙や家具)を次々に生み出しました。

残念ながらこの会社の扱う品は、高価で富裕層にしか手が出なかったようです。この家もそうした富豪が家族のために作った家です。

この家の持ち主はビール一族です。家中にウィリアム・モーリスやその娘の作品、ビール一族の中の手芸に関心があった人の作品であふれています。

主人一家の各居室だけでなく、召使のスペースの壁紙まで、ウィリアム・モーリス柄でした。また、ベッドカバーやクッションはすべて手作りの刺繍で飾られています。壁紙もカーテンもベッドカバーも独自の柄でありながら、全体にしっくりと調和しているのは、お見事でした。写真をご覧ください。

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下はこの屋敷で一番気に入った部屋、サンルームConservatoryでした。

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庭はナイマンズほどは大きくないですが、花壇の色合いなどがおしゃれでした。

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お土産物屋さんもウィリアム・モリス柄尽くし。モリス柄の買物袋を買って、お茶をして帰路につきました。