英国の庭から~海外生活ブログです

オランダで還暦を迎えた駐妻。英国での5年弱、2度目の駐在生活を終え、オランダ生活も3年を過ぎてしまいました。けたところでロックダウン入り。できる範囲で何をしようかと模索中。

BBC ガーデナーズ・ワールド( 2019年 第2回)

Gardeners Worldという番組は、だいたい毎週金曜日の夜に放映されるのですが、先週見て、まとめようと思っているうちにもう明日は3回目の放映日です。1週間が早い・・

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さて、今回は大きく次のテーマでした。

1.モンティによるガーデニングテクニック

 ジャガイモの植え付けと小型コニファーの植え付け

2. 名園紹介 ヨークシャーのヨークゲートガーデンの冬の様子の紹介 

3.ウェスト・サセックスの名園ぺラムハウスのクライマー(つる植物)の紹介

4.今週すべき庭仕事

番組のウェブサイトはこちら。

https://www.bbc.co.uk/programmes/m000388t

1.では、ジャガイモの植え付け時期は今ということで、レイズドベッドに3種のジャガイモを植え付けていました(家庭用菜園だけでこれだけのスペースをとることができるのがうらやましい)

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つる植物の種まきもしていました。一般的な市販の培養土にパーライト、またはバーミキュライトを混ぜると土がほぐれ、根が成長しやすくて良いと説明していました。低温に弱い植物を育てる時は温室が必要だが、なければ加温式のプロパゲーター(育苗箱)の購入を検討すべしと語っていました。

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↓この板は手作りだと思いますが、用土の上に撒いた種を軽く押し付けて、その上に「ふるい」を使って土をかけます。この後、必ずラベルをつけること、と強調していました。

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 もうひとつ、先週、キャロルが紹介した針葉樹の庭に刺激されたそうで、冬の庭にstructureをもたらしてくれる針葉樹を植えなければと力説していました。そして、鉢植えで育てられる、あまり大きくならない針葉樹としてジュニパー(西洋ねず)のコンプレッサが紹介されました。横にも縦にもあまり成長せず、数年に1回の植え替えでよいのと、用土を選ばないということでした。例によってコンポストにたっぷりグリッド(小石)を追加していました。鉢植えの針葉樹は水はけがよくすることが必要だが、同時に水切れに弱いので、水遣りをしっかりすることが大事だそうです。植えた鉢の下にテラコッタの足をおき、階段を挟んで左右にシンメトリカルに配置しました。

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2.ヨークシャーのヨークゲートガーデンは1950、60年代にスペンサー家が作った庭で現在は団体の管理となっています。番組キャスターの1人、アダム・フロスト氏が案内。木々が作り出す強いStructureを中心に紹介。冬は植物や庭のStructureが分かりやすく(特に落葉樹)くてきたいいのだと説明していました。すみません。Structureの意味が良く理解できていない私です。(この庭、2015年の夏に訪問しましたが、大変すばらしく、近日中に夏の様子をご紹介します。)

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3.ウェスト・サセックスの名園パーラムハウスは、大量のクライマー(つる性植物)を育てていることが特徴。ヘッドガーデナーのトムからクライマーの魅力が紹介され、彼が選んだ育て甲斐のあるクライマーベスト10のリストが次のページに紹介されています。

https://www.bbc.co.uk/programmes/m000388t

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4.今週の庭仕事

秋に収穫するタイプのラズベリーを育てている場合、根本から選定すること。

スノードロップの株分けの適期。

ブドレアをかなり深く選定すること。太い枝も最も低い芽の位置で切って構わない。オーナメンタルグラスも前年育った部分はすべて切る。

常緑の草は1本1本切るが、茶色くなるタイプは古い部分は全部切って構わない。