Gardeners Worldという番組は、だいたい毎週金曜日の夜に放映されるのですが、先週見て、まとめようと思っているうちにもう明日は3回目の放映日です。1週間が早い・・
さて、今回は大きく次のテーマでした。
1.モンティによるガーデニングテクニック
ジャガイモの植え付けと小型コニファーの植え付け
2. 名園紹介 ヨークシャーのヨークゲートガーデンの冬の様子の紹介
3.ウェスト・サセックスの名園ぺラムハウスのクライマー(つる植物)の紹介
4.今週すべき庭仕事
番組のウェブサイトはこちら。
https://www.bbc.co.uk/programmes/m000388t
1.では、ジャガイモの植え付け時期は今ということで、レイズドベッドに3種のジャガイモを植え付けていました(家庭用菜園だけでこれだけのスペースをとることができるのがうらやましい)
つる植物の種まきもしていました。一般的な市販の培養土にパーライト、またはバーミキュライトを混ぜると土がほぐれ、根が成長しやすくて良いと説明していました。低温に弱い植物を育てる時は温室が必要だが、なければ加温式のプロパゲーター(育苗箱)の購入を検討すべしと語っていました。
↓この板は手作りだと思いますが、用土の上に撒いた種を軽く押し付けて、その上に「ふるい」を使って土をかけます。この後、必ずラベルをつけること、と強調していました。
もうひとつ、先週、キャロルが紹介した針葉樹の庭に刺激されたそうで、冬の庭にstructureをもたらしてくれる針葉樹を植えなければと力説していました。そして、鉢植えで育てられる、あまり大きくならない針葉樹としてジュニパー(西洋ねず)のコンプレッサが紹介されました。横にも縦にもあまり成長せず、数年に1回の植え替えでよいのと、用土を選ばないということでした。例によってコンポストにたっぷりグリッド(小石)を追加していました。鉢植えの針葉樹は水はけがよくすることが必要だが、同時に水切れに弱いので、水遣りをしっかりすることが大事だそうです。植えた鉢の下にテラコッタの足をおき、階段を挟んで左右にシンメトリカルに配置しました。
2.ヨークシャーのヨークゲートガーデンは1950、60年代にスペンサー家が作った庭で現在は団体の管理となっています。番組キャスターの1人、アダム・フロスト氏が案内。木々が作り出す強いStructureを中心に紹介。冬は植物や庭のStructureが分かりやすく(特に落葉樹)くてきたいいのだと説明していました。すみません。Structureの意味が良く理解できていない私です。(この庭、2015年の夏に訪問しましたが、大変すばらしく、近日中に夏の様子をご紹介します。)
3.ウェスト・サセックスの名園パーラムハウスは、大量のクライマー(つる性植物)を育てていることが特徴。ヘッドガーデナーのトムからクライマーの魅力が紹介され、彼が選んだ育て甲斐のあるクライマーベスト10のリストが次のページに紹介されています。
https://www.bbc.co.uk/programmes/m000388t
4.今週の庭仕事
秋に収穫するタイプのラズベリーを育てている場合、根本から選定すること。
スノードロップの株分けの適期。
ブドレアをかなり深く選定すること。太い枝も最も低い芽の位置で切って構わない。オーナメンタルグラスも前年育った部分はすべて切る。
常緑の草は1本1本切るが、茶色くなるタイプは古い部分は全部切って構わない。