英国の庭から~海外生活ブログです

オランダで還暦を迎えた駐妻。英国での5年弱、2度目の駐在生活を終え、オランダ生活も3年を過ぎてしまいました。けたところでロックダウン入り。できる範囲で何をしようかと模索中。

ガーデナーズワールド(2019年第21回)

ガーデナーズワールド2019年第21回(2019年8月2日放送分)は、番組メインキャスターのモンティ・ドンが復帰し、モンティの庭ロングメドウから始まりました。8月に入って、番組はこの回から30分構成になりました。夏が終わりつつあるしるしです。

 

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庭の一部をワイルドフラワーのメドウにする

第 回で特番としたワイルドフラワーのメドウ特集は大きな反響を呼んだそうです。実際に自分の庭の芝をメドウにしたいという要望が多く寄せられたことから、実際にモンティの芝で覆われた通路の一部をメドウにすることにしました。

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庭の芝の一部をワイルドフラワーメドウにする方法は次の通り。

  • 芝を徹底的に短く刈りこむ。
  • 枯れた芝の葉などを徹底的に梳きとりつつ、土を耕す。(野の花は、痩せた土を好むため)
  • 野の花の種を蒔く。野の花が様々な種苗業者からいろいろな種類が出ているので、自分の要望に合ったミックスを探すこと。
  • ただし、ポピーや矢車草、スカビオサ」は畑のワイルドフラワーであり、この方法には向かない。

秋から冬に向けての苗を植え付ける

モンティは秋から冬に向けての野菜の苗を植えました。

カリフラワー、レタスなどです。こういう植物は、英国の獰猛なカタツムリとナメクジ(日本のものに比べてサイズが大きく大食漢です)に狙われやすく、防ぐ工夫が必要です。ネットやプラスチックの多いをかぶせて物理的に防ぐ方法、ナメクジの天敵の微生物nematodesを人工的に増やす方法(微生物は毎年、購入しなくてはならず、かなり高額です)、毎晩捕殺してまわる、化学薬品のペレットをばらまくといった方法があります。ペレットは他の生物にも害を与えることから、最終手段という位置付けです。できれば捕獲して、どこかに逃がすことを勧めていますが、本当に獰猛なので、ネットをかけて防除するのが一番簡単だと思います。

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アガパンサスの花を咲かせる

アガパンサスはひとたび花をつけ始めれば、丈夫で育てやすいのですが、中々花をつけるまで株が育たないのが難点です。

アガパンサスには大きく2種類あり、寒さに強く冬の間は葉が枯れて地下茎だけが生き延びるタイプと、寒さにあまり強くなく冬の間も葉が残るタイプがあります。葉が残るタイプは、できれば温室などで冬越しするほうが良いとのことです。

いずれも水はけがよく、日当たりが良い土壌を好みます。コンテナに植える場合、日本のような赤玉土と腐葉土であれば問題ありませんが、英国の市販コンポストを使う場合は、小石やパーライトなどを混ぜて、水はけをよくする工夫が必要です。

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自宅の庭を南国調の色合いにしている個人の庭

パキスタン出身のこの女性は、故郷のマンゴ、ブーゲンビリア窓があふれた庭が恋しくなったそうです。また、コモ湖などイタリア旅行に行く都度、その華やかな色合い、古い大理石のオーナメントに惹かれていたといいます。そうした嗜好を反映して、ペチュニア、フクシアなどをふんだんに植えた自慢の庭です。水やりはご主人がしてくれるそうです。

庭は英国人ではなかなか実践できないような色とりどりの色彩となっています。下の写真の上の2枚はこの女性にインスピレーションを与えた旅先の写真。下の5枚は彼女の庭からです。チューリップの植え方にみられるような1年草を中心としたカラフルな植え込みが特徴で、特にフクシアを好んで植えているそうです。

 

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東ヨークシャーのスレドメアハウスの庭

アダム・フロストは、東ヨークシャーのスレドメアハウスの庭を見学しました。庭は2.5エーカーあり、小さなウォールドガーデン(壁に囲まれた庭)をいくつも組み合わせて構成されています。

この9年間、主任ガーデナーを務めているアンディ・ウィリアムズの素晴らしい植栽センスを終始アダムが絶賛しました。下の丸い池はぐるりとヒューケラで囲まれています。

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下の右上と左下の写真に写っているのは、花後に意図的に放置されたアリウムです。茶色くなっても、オブジェの様で素敵です。

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アダムが絶賛していたのは、色使いです。特に赤系の花の組み合わせが素敵です。

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夏のバカンス旅行に行く前に 

この時期、夏の長期旅行に行く人が多いので、帰ってきて悲しい思いをしないような工夫がいくつか紹介されました。

なるべく多くのスイトピーの花を収穫してから出発する。

植木鉢をトレイに入れて日陰に置き、水を入れておく

モンティのパラダイスガーデンにも秋が来て

モンティは今年のパラダイスガーデン(写真左)の出来栄えに満足至極だそうです。あきになって、風に吹かれるススキを示してご満悦でした。

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