サラ・レイブンさんは、日本でもガーデン雑誌などに紹介されている英国有数のカリスマ園芸家の一人です。園芸以外にも、料理の本を出したり、テレビのプレゼンターをされています。私がこの方を初めて知ったのは、1999年に購入した”The Cutting Garden"という本を購入した時でした。
The Cutting Garden: Growing and Arranging Garden Flowers
- 作者: Sarah Raven,Pia Tryde,Penelope Hobhouse
- 出版社/メーカー: Frances Lincoln
- 発売日: 2013/05/01
- メディア: ペーパーバック
- この商品を含むブログを見る
この本は、フラワーアレンジメントに使う花を自分の庭で育てようという趣旨の本です。当時フラワーアレンジメントに興味を持ち始めて友人に教えてもらいながらも、庭から切ってきた花が、花屋さんで購入するものより自然できれいに活けられるような気がしていた矢先だったので、飛びついてしまいました。
遣り手の実業家でもあるサラさん、その後、種や球根の通信販売を始め、今では、チェルシーフラワーショウに出展したり、各地の園芸センター(RHSも含む)にも卸されています。そして、ご自宅のある農場で、教室を開くこともあります。また、不定期に農場の庭を月に1回ほど、公開していて、4月28日(土)がその日だったのです。
というわけで、なかなか見ることができない農場に行ってきました。
実験農園には選び抜かれた品種が並ぶ
下の写真のアーチの両脇に実験農場が広がります。販売しているすべての種や球根をここで育てて具合をみているのだそうです。花の色、形などが良いものを厳選しているだけに、どの花も素敵です。サラさんの特徴は大胆で生き生きとした色合いの花を選ぶことで、カラフルな花畑がとてもきれいでした。
球根の取り合わせ、鉢の置き方など、センスの良さにうっとり
毎シーズン、送られてくるカタログに出てくる、おなじみの景色が広がっていたので、大興奮。しかも、色々な植木鉢や園芸道具が、さりげなく、しかし、センスがよく置かれていて、どこを撮っても絵になるのです。
井戸の周りには、遅咲きの水仙が残っていました。
誘惑に満ちたオンライン通販
売店では、ダリアなどの球根が割引になっていましたが、カタログにあるものすべての在庫があるわけではなくて、通販の方が確実に入手できるとのことでした。
こちらです。うふ。
価格は若干高めですが、色々とそそられるものが並んでいます。特に、トタン(鉄に亜鉛でコーティングしたもの)でできたプランター(上述のDolly Tubとかその小さいものなど)などが欲しくて、買うかどうか迷ったのですが、いつか帰国しなくちゃいけないし、かさばるしねぇ・・と悩んでいるところ。
昨年は、チューリップの球根セットとWallflowerの種を買ったのですが、どちらも色合いがステンドグラスのような深みのあるもので、満足しました。さらに、購入者に送ってくれるカタログが素敵なんです。何となく眺めていると、またまた物欲のとりこになってしまうという危険なシロモノ。
今回の売店でのお買い物は、同僚の手前、やや控えめにすることにして、ダリアの球根と、黒板のようにチョークで書き込めるタイプのフラワーラベルを購入して退散することにしました。
購入した球根はこれです。
ラベルはこちら
ちなみに、私が気に入っているのは、グリーンの翡翠もどきの花瓶です。昨日は在庫していなかったので買いそびれてしまいました。
また、これは送付できる国に制限がありますが、昨日、ご紹介した英国原産のブルーベルはこちらだそうです。
種はもしかしたら、日本からでも買えるかもしれませんね。私は昨年購入したWall Flowerの種が、今年咲いたのですが、本当に珍しい色ばかりで満足しています。
そうだ。菊の苗も素敵でした。
わわ、急に商売人のページのようになってしまいました。でも、こちらの苗や種、雑貨はそそられるものが多く、実に危険です。はい。調べてみたら、日本のAmazonでも種や本は購入できるみたいですね。
また、サラ・レイブンオンラインのメルマガは英国以外からでも購読できるそうですので、ご関心があればこちらです。