Gardener's World (第4回、3月29日放映分)について要点をご報告します。
1.今週の作業
2.王立園芸協会(RHS)本部のWisleyの山野草(アルパイン)温室
3.母の日(英国では3月末の日曜日)のプレゼント用に春の鉢植えを作る
4.ケント州のアロットメントを借りての報告
大きくこの4つでした。
https://www.bbc.co.uk/programmes/m0003mxn
1.今週の作業
今回は、Montyが先週来続けてきたマルチングを草に施すシーンから始まりました。草はあまり肥料が多くない環境を好むため、マルチ材は松のバークです。
次いで、昨秋からMonty が取り組んでいるパラダイスガーデンに草(グラス)を植え付けました。グラスは近年人気で、この分量を植え付けるとなると250ポンド以上かかるのですが、2ポンドの種から苗を育てたので、安く達成感があると述べていました。草の種類はStipa Tenusimaというもの。水はけがよくないと冬場に腐ってしまいますので、相当量の小石を用土にまぜています。
このほか今週の作業としては、
菜園にほうれん草やロケットの苗を本植えすること。盛夏の時期以外は収穫できる。
グリーン堆肥を植えていた場合は今が掘り起こす時期。新しい植え付け場所に使うこと。
スウィートピーを種から育てていたら、摘心をする時期。
アジサイの剪定をする。古い花、内向きや交差枝、枯れ枝を整理する。
2.ウィズリーの山野草温室
ここはいつ訪れても山野草がベストの形で咲いています。砂地の台に鉢が埋め込まれているのは冬の寒さと夏の暑さを予防するため。案内係のPeter Godchild 氏は、山野草は場所を取らないし、水はけの良い用土さえ確保できれば、育てやすく、特にマンションのベランダなどにお勧めと話していました。確かにいつ行ってもかわいくて美しいので、欲しくなるのです。
3・母の日のギフトとして春の鉢植えを作る
母の日のプレゼントには鉢をあげよう、でもそれだけだとつまらないから植物も植えてあげよう、というのが今回の趣旨。英国には、鉢底網などないので、底穴をふさぐのに割れた素焼き鉢のかけらを使うところから始まります。鉢底網とか鉢底石とか日本の方がずっと便利です。シンプルで素敵な大鉢の中心にEuphoribia Martini(茎から液体が出て、かぶれるので、良く手を洗うこと)、Eythronium Pagoda(西洋かたくり)、Narcissus Hawera(水仙)、Primura veria cowslip(黄色花の桜草)と、全部黄色の花ですが寄せ植えにします。Montyは鉢植えはシンプルが一番とアドバイスしていました。春らしい寄せ植えができました。
4.最後にFranceが6年間待ってケント州(Franceのふるさとの近く)のアロットメントに当選したということで、1月から3月まで取り組んだ報告です。
面積は21メートル×8メートルとかなり大きく、小屋がついているのが思いがけないメリットとしていました。
1月には雑草とごみだらけだった(上の写真)敷地を、親戚一同の協力を得てきれいにし雑草は根こそぎ抜き、3月に中古の温室を譲りうけ、桃の木を植えたところでおしまい。この先が楽しみなシリーズです。
最後の画像はモンティの庭のあるコッツウォルズの景色から。スノーフレークと野生の白いアネモネがお気に入りということで終わりました。