英国の庭から

欧州調査歴25年のリサーチャー兼駐在員妻です。英国在住歴は通算10年。庭仕事のかたわら、言いたい放題つぶやきます。

アランデル城はチーリップが圧巻

アランデル城は、王族でない英国貴族の中では筆頭格とされるノーフォーク公の居城です。イングランド南部ウェスト・サセックス州にあります。

 

城の創建は「ノルマン人によるイングランド征服」の翌年、1067年です。中世の戦乱や宗教戦争で破壊され、再建や改築を経て現在も公爵一家がお住まいです。公爵家の歴史も波乱に満ちていて、中には反逆罪で処刑された公爵もいます。一家はカトリック宗派で、城下町には立派な聖堂もあり、そうした事実だけでも、英国史の中ではかなり異例で、城内には宗教戦争に関する展示などもあります。

 

さて、その公爵家は、莫大な資産をお持ちのはずですが、城の維持費など、支出も莫大と見えます。そのせいかどうか、惜しげなく場内を解放しています。さらに当代の公爵夫人の庭好きが反映されて、庭園もとても素敵に維持されています。全くの私見ですが、サービス精神旺盛な公爵家のおかげで、英国で最もコスパの良いお城(入場料に見合う内容)の1つだと思います。

 

昨年は冬が長く厳しかったので5月2日に行ったところチューリップが満開で、大変見ごたえがありました。ちょうど今の時期、チューリップの苗を購入して植える方もいると思いますので、参考になるかもと思い、ご紹介します。なお、今年は春が早いので、もし、訪問される方がいたら、チューリップの時期は4月の中・下旬かもしれません。

 

お城のウェブサイトはこちら。毎年4月から11月まで公開されます。

arundelcastle.org

 

それでは、庭編、城編に分けてご紹介しましょう。今日は庭の回。

 

とにかく惜しげなく、チューリップを植えてくれているので、見ごたえがあります。しかも、チューリップ以外の時期も、それぞれの季節の花で飾っているようです。

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城の入り口です。
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入口入ってすぐの切符売り場の横あたり
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これがお城です。
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城の周りにもチューリップの球根がふんだんに植えられています。

下の写真の奥に見えるのは、場内にある礼拝堂で、中には歴代の公爵家の人々のお墓が並んでいます。

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白いチューリップと珍しいレモンイエローのエリシマム(ウォールフラワー)の組み合わせ
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城の庭のあちこちに噴水やあずまやなどがあります。

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八重咲のチューリップたち

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こちらは高さのあるチューリップたち

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温室の中には、シトラス類、イチジク、ぺラルゴニュームのコレクションが


出口のあたりで、またまたチューリップがどっさり。

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絵葉書みたいですね。

素敵でしょう?このお城を訪問した後、私はすっかり感化されて、昨秋はチューリップの球根を大量に買い込んで鉢植えを作りました。

うまく咲いてくれるといいのですが・・さて、城内見学については次回に。