英国の庭から~海外生活ブログです

オランダで還暦を迎えた駐妻。英国での5年弱、2度目の駐在生活を終え、オランダ生活も3年を過ぎてしまいました。けたところでロックダウン入り。できる範囲で何をしようかと模索中。

ロンドンに到着してからもトラブル

ユーロスターによってパリ北駅朝10:06発となってしまったので、大忙しの朝でした。シャワーを浴びて、荷造りして、朝食をもってきてもらって、チェックアウトしたのが8時過ぎ。

 

ホテルの最寄り駅から北駅まで40分位かかるのですが、せめて、この地域のおいしいパン屋でパンを買っていこうとか、職場の同僚や家族にお菓子の1つも買いたいなどと思って昨晩検索したところ、5つ星のついたパン屋さんがあったので、家族にフランスパンとチョコ・クロワッサンを買うことにしました。

 

さらにその先にカルフールもあったので、英国では売っていない「ピスタチオ味のマドレーヌ」を数袋購入し、よたよたと駅に向かいました。(英国では、ボンママンのお菓子は全部ではないけれども売っていて、マドレーヌもあるのですが、まだ、ピスタチオ味のマドレーヌは入っていないのです)

 

北駅に向かう途中、しみじみ思いだしたのですが、私はパリが好きで、前回赴任時もよく遊びに来ていたのですが、そのころは乳母車が常に離せない旅。パリ(他にはヴェネツィア)って乳母車の旅人には最悪の町だったなぁ・・と思い出しました。地下道の中も階段だらけで、大変なんです。

 

さてさて、9時20分頃、北駅に着いたら満員で、フランスの出国審査、英国の入国審査、荷物チェックがあるので、私はギリギリ最後の方。10時6分発だと言うと、前の方に連れていかれて、間に合いました。北駅の待合室は狭いし、あまり早く行きすぎても疲れるし、遅すぎても疲れるし・・といっても、慎重居士の夫が一緒だとこういうわけにはいきません。

 

帰りの列車が動き出したら、すぐに爆睡してしまって、気が付いたら英国に入っていました。電車を降りたらひんやりするのが英国です。やはり若干気温が低いのかもしれません。

 

ユーロスターが到着するセントパンクラスインターナショナル駅から我が家の最寄り駅まで直通列車が走っているので、そのまま地下の鉄道駅に降りたのですが、そこでトラブル発生。この直通列車はテムズリンクといい、ルートン空港ーセントパンクラスーロンドンブリッジーガトウィック空港を結んでいるのです。

 

で、私が乗ろうとしていた南下方向のホームに降りたところ、するすると我が家とは微妙に違う方向に行く列車が入ってきたのですが、そこで、お客の一部をおろし、新たにお客が乗り込んだところで、Break down(つまり、電気系統か何かが故障して出発しなくなってしまったのです)。

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かなり深刻な事態のはずなのに、焦る様子もない駅員さんたち

 

そのまま、40分以上動かず・・何しろ、5分遅れで乗る予定の後続列車がすぐ後ろに見えていたので、待っていたのですが、あきらめて、地下鉄に乗って、別のターミナル駅から家に帰りました。

 

ホームに1台動かず固まってしまったために、後続列車も入線することができなかったわけですが、この路線、空港と主要ターミナル駅を結ぶ線なので、当然、お客の中には空港乗り継ぎとか、私が乗る予定だった5分後に来るはずの後続列車にはユーロスターに乗る予定の客だっていたはずです。その人達はどうなってしまったんだろう?と心配しちゃいました。しかも、驚いたことに、こういう事件は日常茶飯事らしく、ニュースにすらなっていないのです。成田空港に向かう列車が上野駅で立ち往々したような状況なのに!!!です。

 

荷物も多いし(せっかく買ったパンが潰れた)、疲れているし、混雑する地下鉄に乗り換えて、ビクトリア駅に向かう途中、(それでも地下鉄の構内とか、パリよりは清潔で、きれいなんですが)どうして「この国の機械類はこんなにぼろいんだろう?」としみじみ考えてしまいました。

 

だって、地下鉄のエスカレーターでは「安全のためにベルトにおつかまりください」とアナウンスしているのですが、そのベルトと人が乗っている階段部分の運行速度が微妙に違っていて、手が先にどんどん前の方に行ってしまうのです。こんなこと、日本の鉄道駅のエスカレーターではあり得ないですよね?

 

土曜日の日中ということで、ビクトリア駅からの列車は座ることができ、13時半には帰宅ができましたけど、結局、セントパンクラスインターナショナルから家まで2時間もかかっちゃいました。

 

最後の最後まで残念な旅でしたが、実はパリには2週間後にまた出かける予定です。そこでリベンジを期待して。もっとも次も1泊2日なので、慌ただしい旅になりそうです。フランス語をもっと勉強しようっと。