英国の庭から~海外生活ブログです

オランダで還暦を迎えた駐妻。英国での5年弱、2度目の駐在生活を終え、オランダ生活も3年を過ぎてしまいました。けたところでロックダウン入り。できる範囲で何をしようかと模索中。

時差の壁を実感するとき

先ほど、英国時間午後3時に、認知症で介護認定を受けている母が「あけましておめでとう」と国際電話をしてきました。もう日本は年が明けたんですね。

 

日本の皆様、あけましておめでとうございます。

 

母は弟一家の近くに住んで、なんとかまだ一人暮らしを続けています。でも、状態は少しずつ悪くなっているようで、数年前から自分で国際電話をかけることはできなくなってしまっているようです。たぶん数時間前にこちらからかけた履歴からコールバックしたのだと思いますが、母にとっては、2019年最初の快挙という感じでしょう。

 

国際電話回線の進歩は驚くほどです。価格は安くなり、音声もまるで隣家から会話をしているように鮮明です。娘など毎日のように日本の友達とライン通話しており、こちらは無料だし、英国で落ち込みがちな娘を励ましてくれるという意味で実にありがたいです。昔は、国際電話をするだけで数分のうちに何千円かが消えていき、時には一拍遅れて声が聞こえたりしたのに。

 

こんなに、通信手段が発達したのに、1つだけ未だに「越えられない」と実感するのが「時差の壁」です。つまり、英国にいる私が夜、人恋しい気分で電話をしたり、チャットに参加したくても、日本の友人たちは朝で元気で忙しくうっとうしいだけ。逆もまた然り。特に私の世代は、悩みごとが深刻なことが多くて、例えば家族の誰かの介護の最中だったり、家族や本人が重病の闘病中だったり・・そんなに深刻でなくても、夜、アンニュイな気分で友人たちがつぶやいているとき、仕事帰りの車内で、行儀の悪い英国人乗客を横目に殺意に満ちた気分の私が入ってもねぇ・・友人たちのつぶやきを遠く眺めていることが多いです。

 

こちら、英国はまだ大晦日で、年明けまであと7時間ほどです。今年もいろいろな出来事がありましたが、その中でもこのブログを始めたことは大きな出来事の1つです。今日でちょうど3カ月、昨日100本目を書きました(実は、1つ間違って消してしまって、仕方がないので、他の記事の後ろにコピペしてつけちゃいました)。

 

私にとってこのブログは、時差の壁を気にせず、興味のあることを書くことができる場として楽しんでいます。まだ、「はてなブログ」の機能を使いこなす余裕がなくて、あれこれ失敗したり、スタイルや文体など、もっと今風にすべきか、いや年相応になど、悩むところだらけですが、おいおい改善していければと考えています。

 

ブログを始めてうれしかったことは、世界中の皆さんが読んでくださること。コメントつけてくださった方、どうもありがとうございました。足跡を残していただいた方のページには極力お邪魔して読ませていただいています。ありがとうございます。いろいろな世代の色々な場所での、幅広い味方や情報に接することができて感心することばかりです。

 

2019年も引き続き、どうぞよろしくお願い申し上げます。

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2016年年明けのロンドンの花火。今夜も楽しみ。