英国の庭から~海外生活ブログです

オランダで還暦を迎えた駐妻。英国での5年弱、2度目の駐在生活を終え、オランダ生活も3年を過ぎてしまいました。けたところでロックダウン入り。できる範囲で何をしようかと模索中。

改札口を通り抜けるだけでもストレス

英国の鉄道の改札口は、写真のようにいちいちドアが開閉する方式です。しかしIC読み取りの速度が遅く、カードでタッチした後、急いで通り抜けようとすると開かないというお粗末なものです。さらに不愉快なのが、カードでタッチして扉が開いても、通り抜ける前に次の人がカードをタッチしたり、切符を入れてしまうと、人が通り抜ける前に閉じてしまいます

 

こういうシステムと最初は気が付かなくて、何度か改札でタッチした後、通り抜ける前に閉じられてしまい、不思議に思っていました。しかも、いったん閉じられると、カードを再度かざしても、二度と開かず、Seek Assitance(駅員の助けを借りろ)と表示されます。そこですごすごと戻るのですが、そのたびに後ろの人から「チッ」と舌打ちされたり、まるで期限切れのカードでも使っていたかのように罵倒されたりするのです。実に不愉快です。

 

昨日も、通り抜けようとしたところで、扉が閉まり、後ろにいたおばさんに「アンタがどいてくれないと通れないわ」と言われました。このおばさんが、私が通り抜ける前に切符を挿入したおかげでこういうことになったのですが、本人は自分に否があるなどとはつゆほども思わず、私が無効なカードをかざしたと言いたげです。日本だったら「アタシが通り抜ける前に切符入れたテメエが悪い」とどなりつけてやりたいところですが、とっさにそのようなセリフを叩きつける英語力がなく、すごすごと退散した次第。実に無念でございます。

 

さてさて、少し前からこの不可思議でおんぼろのIC読み取り機対策として、自分が通り抜けるまで、次の人がカードをかざせないよう、なるべく長く読み取り機の上に手を残して通り抜けるようにしています。この方法で、ここしばらく、この不愉快体験を防いでいたのですが、昨日は不運にも後ろの人がカードをかざすのではなく、切符(今時、少数派ですが)を挿入してしまったので、その方法が有効でなかったということです。

 

それにしても、改札だけでなく、券売機、駅の電光掲示板など、とにかく機械の性能が悪く、日本と比べると英国は2~30年はインフラが遅れていると痛感します。英国に夢と憧れを抱く方にがっかりさせるような話ばかりで恐縮ですが、「英国は先進国、いやそれでも先進国。これが世界のスタンダード」と日々自分に言い聞かせて何とか耐えているような状況です。

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右の黄色い部分にカードをかざす