英国の庭から~海外生活ブログです

オランダで還暦を迎えた駐妻。英国での5年弱、2度目の駐在生活を終え、オランダ生活も3年を過ぎてしまいました。けたところでロックダウン入り。できる範囲で何をしようかと模索中。

デジタルばあちゃんになりたい

今回の一時帰国の主目的は84歳の母に会うことでした。できれば年に2回は会いたいのですが、今年は仕事の関係でお休みをとりそびれ、ようやく帰国できました。英国にいる私と母が話せるように、弟がタブレット機器やスカイプ通話などを試してくれたのですが、母にはガラ携を使うのがやっとで、しかも国際電話は高いと思い込んでおり、いつ電話してもすぐにそそくさと切ってしまいます。

 

母と離れて暮らしていると、距離や時差というのは大きく、母と同い年の方(ミゾイキクコさん)が毎日ツィートをされているのを拝見すると、せめてスマホを使いこなしてくれればラインで無料通話もできるだろうし、毎日やり取りもできるのにと、とても残念に思います。しかし、80代になって新しい機器を使うのは容易ではないようです。

 

というわけで、自分自身が将来、娘や息子を困らせないために、私は「テジタルばあちゃん」になるという決意をしました。つまり、IT投資をけちらないということです。

 

実は、私自身もスマホが普及し始めたころ、弟一家はいち早く導入したのに、自分は「i-pod touchもあるし、ガラ携で十分。特に必要ないもん」と言ってなかなか導入しなかったのです。でも、こんなに急速にラインが普及するなんて(英国だとWhatsAppが一番普及しているようですが)誰が考えたでしょう。グループで簡単にチャットできるようになり、コミュニケーションの形が明らかに変わってきています。我が家の場合、夫が出張がちで、来週も夫はスウェーデン、娘は英国、私と長男が日本ですが、家族でおはようとおやすみを言い合い、自分が見たものを画像で瞬時に見せたり、買い物リストを共有したりとなんとも便利。

 

今でも友人の中には「ガラ携で十分」と豪語している人がいますが、ガラ携で不十分と感じない交際関係にとどまっているということは、それだけで成長世代の活動から取り残されており、さらに恐ろしいことにそのことに気が付きもしないのです。

 

体の機能が低下し、ITの恩恵を最も必要とするはずの高齢者がこのような形で置いてきぼりを食らっている現状を、デジタル・ディバイドと言うそうですが、政府はもっと真剣にとらえて高齢者向けのIT研修でもなんでもしてもらいたいところです。

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しかし、母を見ていると、一旦取り残されてから高齢者が強制的に研修を受けるというのは、不可能に近いでしょう。もっと簡単な機器ができれば別ですが。だから、自分自身は常に追いかけていられるようにしたいと思います。

 

さっそく先ほど初めてのコメントをいただき、はてなブログで、レスはどうやってつけるのだろう?と検索したところ「はてブのブコメにレス」という暗号のような言葉からやり方を学んだところです(笑)。

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