英国の真冬はあまり花の種類が多くありません。パンジーなどは秋に購入して冬中、庭の鉢植えで花を咲かせてくれますが、花付きはあまり良くなく、これは寒さに加えて日照時間の乏しさが影響しているのではないかと思います。
そんな中、ヘレボルス、特にクリスマス・ローズの異名をとるヘレボルス・ニゲルと呼ばれる種類は、12月頃から咲き始めてくれるので、なんともありがたい存在です。
ところが、先日、ポールズデン・レイシーにいったところ、入り口近くの日陰の一角で咲き始めていました。まだ、10月中旬なのに・・こんなに早く咲き始めたら12月には終わってしまうのかも・・と心配になりました。今年だけの異常現象なんでしょうか?お店にも開花した苗が売っていてびっくり。この夏が暑かった影響かしら?でも英国よりずっと暑い日本でもニゲルが咲き始めるのは12月以降ですよね・・・
ヘレボルスは、花びらに見える部分が実はガクだというので、花の開花期間が長いせいでしょうか。価格が高く、ちょっと欲しいなと思うような珍しいものは一株15ポンド以上、高いと20ポンド以上します。
最近見た中では、今年5月に開催されたチェルシーフラワーショウにアッシュウッドナーサリー(ナーサリーというのは育苗業者のことです)が出展していた黄色いシリーズが今までにない濃い黄色で注目を集めていました。
以下は販売ページ(売り切れていますね)
同社からは他にもいろいろな種類のヘレボルスが出展されており、どれも欲しくなりました。
白字に赤い縁が何とも素敵です。(こちらも売り切れ)