日本に帰ると、あちこちで菊の展覧会が行われて、いつも感心して見てまわります。昔、母が大菊の三本仕立てというのをやっていたのですが、嵐が来るたびに大きな植木鉢を軒下に移動させたり、あれこれ世話が大変だということをよく知っているので、感心して見るだけで終わってしまいます。
そういう見事さとは違うのですが、家の近所の畑の傍に農家の奥さんが色とりどりの野菊を植えていて、それが秋の日に照らされるのも素朴できれいだなぁ・・とずっと思っていたので、そのような雰囲気にできないかと思い、今年の春、昨年買ったポットマムの新芽を挿して増やしました。
こちらでは、春に菊の苗を見つけるのは簡単ではないのですが、菊は比較的挿し芽がつきやすいので、切り花で買ったものを挿し芽にし、育てています。緑一色の菊とか、縁だけ緑で白い菊とか、まだつぼみなのですが、開花が楽しみです。
英国は日本ほど、菊の栽培が盛んではないような気がしますが、次のURLのサラ・レイブンさん(英国で人気のガーデン本作者です。通信販売もやっていて、球根を買ったり、カタログやウェブサイトを見るたび触発されています)の菊コレクションが素敵で、見ているとほしくなってしまいますが、いつも発売されてすぐ売り切れてしまうようで、入手できたことがありません。
https://www.sarahraven.com/flowers/plants/abundant_chrysanthemums_collection.htm