英国の庭から~海外生活ブログです

オランダで還暦を迎えた駐妻。英国での5年弱、2度目の駐在生活を終え、オランダ生活も3年を過ぎてしまいました。けたところでロックダウン入り。できる範囲で何をしようかと模索中。

ガーデニング

英国は住宅街が美しい

今朝、薬局に薬を受け取りに行くため、近所の住宅街を歩きました。 イングランドには高い山もなく、気温の変化も緩慢なため紅葉もぱっとせず、日本やスイス、ノルウェーのようなドラマチックな景色の場所はほとんどありません。 でも、住宅街には広葉樹を中…

めざせ、PPK!

帰国以来、ほぼ1日おきに母に会いに行く生活をしています。都営バスに乗ることが多いのですが、そのたびに東京は高齢者が多いなと感じます。 そこで思いだしたのが、「ピンピンコロリ」という言葉です。私がこの言葉を初めて聞いたのは2012年のことです。こ…

クリスマス・ローズがもう咲いていて

英国の真冬はあまり花の種類が多くありません。パンジーなどは秋に購入して冬中、庭の鉢植えで花を咲かせてくれますが、花付きはあまり良くなく、これは寒さに加えて日照時間の乏しさが影響しているのではないかと思います。 そんな中、ヘレボルス、特にクリ…

菊の花が咲き始めました

日本に帰ると、あちこちで菊の展覧会が行われて、いつも感心して見てまわります。昔、母が大菊の三本仕立てというのをやっていたのですが、嵐が来るたびに大きな植木鉢を軒下に移動させたり、あれこれ世話が大変だということをよく知っているので、感心して…

Living Japanese Greens(日本の生きた野菜?)

大手スーパー、セインズベリーズの野菜コーナーで、キャベツや白菜などと並んで、土入りの育苗ポットに入った“Living Japanese Greens”が売っていました。包みの横には、炒めてもいいし、スープに入れてもいい、と大きく書いてあるので、好奇心旺盛な私とし…

ジョン・インズ・コンポストの謎(英国の園芸用土 その2)

英国の園芸本や種袋の裏側をみると、たいていジョン・インズ(John Innes)の用土を使うようにとの指示があります。袋の正面にJohn Innes No.1などと大書されているものがどこのガーデンセンターでも売られており、少し前まで、これはMr.Innes率いる園芸用土…

何しろ水はけが悪くって…(英国の園芸用土 その1)

植物が元気に育つためには、根を健康に育てることが肝要です。日本の場合、盛夏の時期には、水遣りした水がお湯のようになってしまいますから、用土の水はけの良しあしは大きな問題です。日本で売られている園芸用土は、水はけがよいものが多く、また実際に…

水質の悪さにうんざり

英国で生活をしていると、しみじみ日本の柔らかい水が恋しくなります。イングランド、特にロンドン近郊の水は硬水で、石灰質が極めて多くアルカリ性です。湯沸かしポットやトイレ、お風呂、水道の蛇口などに石灰がたまり、たまった石灰が見苦しいだけでなく…

庭にキノコが大発生

10月に入って雨の日が多くなり、雨が降らない日も、夜間に濃い霧のようなものが降るようになり、地表面がじめじめしてきました。 濃い紫色が印象的なキノコ するとあっという間に花壇や芝の間に大量のキノコが発生して、不気味な感じです。 食べられれば、大…

英国史上最悪の帰化植物イタドリ(Japanese Knotweed)

こちらに来て間もないころ、庭ごみの回収に関する注意事項に「Japanese Knotweedを入れてはいけない」と赤字で書いてあり、これは何のことだろう?と調べてみると「イタドリ」のことでした。 その後、折に触れJapanese knotweed (Fallopia japonica)が非常に…

ポールズデン・レイシーの魅力(その1)

ロンドンの南、サリー州グレートブッカム近郊にあるこの屋敷は、ナショナルトラストが保有する施設の中では最も人気があるものの1つです。 私は20年近く前に初めて英国に住んだ時、ドイツ語の先生から「ナショナルトラストで(ロンドン南部で)最も素敵な施…

ウィズリーガーデン 10月13日

2週間前にいったばかりだというのに、知人を誘って、今日もウィズリーガーデンに出かけてきました。この庭は行く度に見どころが違うのが特徴です。 今日は入口近くのコーナーに菜園でとれたかぼちゃやリンゴが飾られていました。 今のテーマは「収穫の秋」…

冬に備えての庭仕事

10月も中旬に入ると、英国の「真面目な」ガーデナーは冬支度に入ります。 BBCの庭番組Gardeners World (NHKの「趣味の園芸」に相当)や園芸雑誌、園芸向けのウェブサイトなどでは、植物の冬越し、霜よけや温室の管理、庭道具の掃除、春に向けての球根の植え付…

こぼれ種の楽しみ

庭仕事をしていると、こぼれ種から思いがけない花が咲くことがあり、得した気分になることがあります。今朝、庭のボーダー花壇をみたら、昨年、植木鉢で育てていたパンジーの種が飛んできたのか、花を咲かせていました。 ここ数年、各地の名園で決まって植え…

サフランが開花

昨年、サフランの球根を30個ほど植えたところ、今年も開花しました。 クロッカスと花は似ているけれどクロッカスと違って葉が出てこず、花だけがいきなりにょきにょきと育って咲くのが特徴です。 金より高いといわれるおしべを収穫して、パエリアに入れよう…

カタツムリ&ナメクジ対策

英国で庭仕事をしていると、カタツムリやナメクジの獰猛さに驚きます。いずれも、日本の数倍の大きさがあって色が黒く全然かわいくない。 連中の好物は、葉菜、ホスタ、菊、デルフィニウムなどで、気が付くと地上部分の大半がなくなっているということも珍し…

ウィズリーガーデンは秋の気配(2018年10月1日)

英国王立園芸協会(RHS)本部の庭 ロンドン南部、サリー州ウォーキングにあるウィズリー(Wisley)庭園は、英国王立園芸協会の本部の庭です。会員数は約50万人。その会費、チェルシーフラワーショウをはじめとする各種イベントによる収益、寄付などによって安…

ブログ開始と英国王立協会本部ウィズリー庭園(9月30日)

英国の秋は、何かを開始する季節 2018年の英国の夏は50年ぶりの暑さでした。例年だと9月には曇ったり冷たい雨が続くのですが、穏やかな陽気が続く10月中頃葉で続き、夏の名残が楽しめました。 でも、9月最終週あたりから最低気温が5度近くまで低下してきて…